2022年10月 1日 (土)

「古楽系コンサート情報」10月分更新

「古楽系コンサート情報」10月分(東京近辺)更新しました。左のサイドバーにもリンクあります。ライヴ配信などは入っていません。...

» 続きを読む

| |

2022年9月28日 (水)

映画落穂拾い2022年前半編その2

忘れた頃にやってくる落穂拾い、書いてる本人も忘れています。 「白い牛のバラッド」 監督:ベタシュ・サナイハ、マリヤム・モガッダム出演:マリヤム・モガッダムイラン・フランス 2020年 冤罪死刑問題をテーマにしたイラン映画である。国内では上映中止になったらしい。夫が死刑に処された後に冤罪が明らかになった未亡人のところに、夫の旧友を名乗る男が現れて親しくなっていく。ところがその男の正体は……というとサスペンスぽいが、罪をめぐる人間の葛藤と構造的な社会問題を取...

» 続きを読む

| |

2022年9月21日 (水)

「NOPE/ノープ」:見られるうちに見よ

監督:ジョーダン・ピール出演:ダニエル・カルーヤ米国2022年 ※後半にネタバレあります。 今季注目作の一つ。公開前から一部で「IMAXで見ないとダメだ」と話題になっていた。はて(?_?)どんなもんだろうと思ったが、あまりホラー系は得意でない人間なので(実際見てみたらホラーではなかったけどな )余計に料金払って気に入らなかったら暴れたくなるに違いないので通常版にした。 最初の感想は「なんだかよく分からんけど、強烈で変な映画だなー」であった。冒頭現れる過去...

» 続きを読む

| |

2022年9月13日 (火)

「バズ・ライトイヤー」(字幕版):無限の彼方へ--行って戻ってこない

監督:アンガス・マクレーン声の出演:クリス・エヴァンス米国2022年 『トイ・ストーリー』1作目は1995年公開(!o!) えっ、四捨五入すれば30年前になっちゃうじゃないですかっ。そんな昔なの? 私も歳を取るわけだ~ そして今頃になってスピンオフ作品が登場である。1作目でアンディ少年が見て夢中になった(で、人形を買ってもらった)、バズが主人公の熱血アドベンチャーSF映画そのものという設定だ。なので、バズが出ているという以外は『トイ・ストーリー』自体とほ...

» 続きを読む

| |

2022年9月 9日 (金)

「モガディシュ 脱出までの14日間」:ここまでやるか!てんこ盛り

監督:リュ・スンワン出演:キム・ユンソク韓国2021年 映画のありとあらゆる要素を全部乗せして余さずに差し出してきて、しかも実話を元にしているという。これ一本で満腹間違いなし!の力作である。ごっつぁんでした~(^^)/ 舞台は1990年のソマリア、韓国の国連加盟案件を控えて首都のモガディシュで南北それぞれの大使館が互いに暗躍し工作を繰り返すという状況が続いていた。当地の権力者に対しては金品とヨイショ攻勢は欠かせない。しかしクーデターが起こり、内戦が勃発する。南と北の大使館の対...

» 続きを読む

| |

2022年9月 5日 (月)

中高年洋楽ロックファン必涙🎸ドキュメンタリー「リンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイス」「ローレル・キャニオン 夢のウェストコースト・ロック」

「リンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイス」監督:ロブ・エプスタイン、ジェフリー・フリードマン出演:リンダ・ロンシュタット 米国2019年 なぜか最近絶賛人気継続中(?)の音楽ドキュメンタリー映画ブーム。おかげで次々と公開が続いておりますが、リンダ・ロンシュタットのファンでもなく録音を一枚も持っていないにもかかわらず見たのであった。リンダというと次々とヒットチャートをにぎわした曲と派手な恋愛ゴシップでしか知らなかったのだが、すみませんっ_(...

» 続きを読む

| |

2022年9月 2日 (金)

祝🎀パゾリーニ生誕100年「王女メディア」「テオレマ」

「王女メディア」監督:ピエル・パオロ・パゾリーニ出演:マリア・カラス イタリア・フランス・西ドイツ1969年 見てからかなり時間がたってしまったが取りあえず書いてみる。自らをよくよく顧みればパゾリーニってこれまで見たことないな という、ふがいない映画ファンなのであーる。ギリシャ悲劇「メディア」の映画化ではあるけど、原作のセリフを削りまくり(よく喋るのはケンタウロスのみ)あくまで映像と音を優先。作り上げられたイメージはあまりに毒気タップ...

» 続きを読む

| |

2022年9月 1日 (木)

「古楽系コンサート情報」9月分更新

「古楽系コンサート情報」9月分(東京近辺)更新しました。左のサイドバーにもリンクあります。ライヴ配信などは入っていません。...

» 続きを読む

| |

2022年8月25日 (木)

「PLAN75」:明日なき制度

監督:早川千絵出演:倍賞千恵子日本・フランス・フィリピン・カタール2020年 超高齢化社会の日本で75歳以上の安楽死推進法案が可決 --という近未来SFぽい設定だが、脚本も兼ねている監督によると近未来の話ではないそうである。確かにSF的な要素もない。まさに「現在」なのである。 公共施設で流れる安楽死制度のCMを見ると、保険や投資の宣伝みたいで明るく前向きで……あまりに前向き過ぎるのがコワい。富裕層向けのプランも紹介されるが、この制度の主要対象は貧しい身寄...

» 続きを読む

| |

2022年8月19日 (金)

ディミトリス・パパイオアヌー「トランスヴァース・オリエンテーション」

会場:彩の国さいたま芸術劇場大ホール2022年7月28日~31日 ギリシャ出身のアーティストであるパパイオアヌー(どういうイントネーションで読んだらいいのか未だに分からず)、アテネ五輪の開閉会式の演出を手がけて一躍有名になったというのは後で知った。それまで名前も知らなかった彼の振付・演出を担当するこのパフォーマンスを見ようと思ったのは、音楽ホールのコンサートに来た時に記録映像の上映会をやっていて、そのポスターがとても「変」だったからだ。(これとかこれですね) さて実際見てみ...

» 続きを読む

| |

2022年8月11日 (木)

「ヘンデルのいたロンドン」:テムズ河と青い空

バロック室内楽の愉しみ演奏:鈴木秀美ほか会場:としま区民センター小ホール2022年7月21日 鈴木秀美を筆頭とする4人が「古楽の原点ともいえる昔懐かしいトリオ・ソナタなどを楽しむプログラム」を演奏するという内容である。(今後も続く?)今回のテーマはヘンデルとロンドン--同時期にかの地に出没し活躍していた作曲家(主にイタリア出身)たちの作品も共に紹介された。 ヘンデル作品の中心はトリオ・ソナタとはいえ、上尾直毅による「調子の良い鍛冶屋」の調子の良い 独奏も...

» 続きを読む

| |

2022年8月 6日 (土)

「FLEE フリー」:真実からの逃走

監督:ヨナス・ポヘール・ラスムセン デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フランス2021年 アフガニスタンで生まれ育った少年が政変を逃れ、共産主義体制が崩壊したばかりのロシアに家族と共に亡命する。そんな過酷な半生を語るドキュメンタリーである。その手法が全編アニメーションで描くというものだ(実写は当時のニュース映像が時折入るぐらい)。過去に起こった出来事は後から撮影はできないからアニメで再現するのは「あり」だが、現在の生活やインタビューの姿も恐らく一度実写で撮影したものを描き...

» 続きを読む

| |

2022年7月25日 (月)

「大塚直哉レクチャー・コンサート バッハ"平均律"前夜」:少年老いやすく楽譜写し難し

月明りのもと書き写した楽譜たち演奏:大塚直哉会場:彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール2022年7月3日 これまで7回に渡りバッハの平均律第1集・第2集をチェンバロとオルガンで弾き比べしてきた本シリーズも完了した。(1回目、7回目)この番外編は時代をさらにさかのぼってバッハ先生の若い頃……どころか少年時代のバッハをオルガンとチェンバロに加え、クラヴィコードも使ってたどるという豪華版だ。 9歳の時に両親を亡くして、28歳の兄の下に引き取られたバッハ少年。有名な逸話として伝わってい...

» 続きを読む

| |

2022年7月21日 (木)

「ゲルハルト・リヒター展」

会場:東京国立近代美術館2022年6月7日~10月2日 今季話題の展覧会の一つには間違いないだろう。6月末に、暑かったけど素早く行ってきた。事前学習のために買った「ユリイカ」も「BT」もろくに読んでないままという無謀さである。地下鉄の駅から美術館まで徒歩数分しかないのだが、この日はその距離でも全身の血液が沸騰しそうな猛暑だった。 会場配布のリーフレットには「順路はない」と書いてあるが、やはり入口に近い「アブストラクト・ペインティング」か連作「ビルケナウ」から見てしまうのは仕...

» 続きを読む

| |

2022年7月12日 (火)

「ドンバス」:不道徳かつ不健全な真実

監督:セルゲイ・ロズニツァ出演:タマラ・ヤツェンコドイツ・ウクライナ・フランス・オランダ・ルーマニア・ポーランド2018年 今見ずしていつ見るか というテーマのロズニツァ監督作品、登場である。ドキュメンタリー「群衆」三部作は面白いんだか面白くないんだか判然としないままに全作つい見てしまったのだが、彼が作る劇映画というのはどういうものなのか、一度見てみたいと思っていた。それがロシアによるウクライナ侵攻によって急遽、緊急公開となったらしい(もっとも、そもそも...

» 続きを読む

| |

«映画落穂拾い2022年前半編その1