2019年2月15日 (金)

「J.S.バッハ その音楽と歓び」:フルート、叱られる

18世紀音楽祭協会ファイナルコンサート 演奏:アンネリース・ファン・グランベーレン 会場:東京文化会館小ホール 2019年2月10日 18世紀音楽祭協会は福岡で「福岡18世紀音楽祭」から始まり「おぐに古楽音楽祭」「福岡古楽音楽祭」を開催してきたという団体。この度、三十年もの活動を終了することになり、その最終公演が東京、翌日に福岡で行われた。 内容はバッハ特集。ほぼ満員だった。自由席だったので開演30分以上前から長蛇の列となり、大ホールの方の開演時刻も重なってごった返していた。...

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2019年2月12日 (火)

「ディザスター・アーティスト」:ノー・カット! 駄作も行き過ぎれば客が来る

監督:ジェームズ・フランコ 出演:ジェームズ・フランコ 米国2017年 DVDにて鑑賞。 米国に『ザ・ルーム』(2003年)なる映画あり。「史上最低の映画」と評されて笑いのネタとなり、映画マニアに愛されている駄作だそうだ。 この映画は『ザ・ルーム』がいかに作られたかを描いたもので、実話を元にしたコメディである。 こちらは極めて評判良く、ゴールデン・グローブ賞の作品賞にノミネート、監督兼主演のジェームズ・フランコは男優賞をゲットした。他にも放送批評家協会賞も取ったということで、...

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2019年2月 8日 (金)

「メアリーの総て」:美女と怪物 天才と俗物

監督:ハイファ・アル=マンスール 出演:エル・ファニング イギリス・ルクセンブルク・米国2017年 言わずと知れた「フランケンシュタイン」の作者メアリー・シェリーが、作品を生み出すまでの物語。といっても執筆したのは18歳flair(これでホラーとSFの元祖な小説を書くとは大したもん)という若さなので、その描かれている年数自体は短い。 ここでの若きメアリーはヒラヒラした長い金髪で、墓地で墓石に寄りかかって夢見るように文章をノートに綴る--と、これぞ文系女子の憧れを凝縮さ...

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2019年2月 4日 (月)

「音楽と美術の幸せな結婚 3」:チェンバロの裏も金次第

大塚直哉レクチャー・コンサート・シリーズ 絵の中にとらえられた響き--ブリューゲルが描いた《聴覚》:「ブリューゲル展」の名画と音楽 会場:よみうり大手町ホール 2019年1月25 このシリーズも3回目、今回はトークのゲストは山田五郎、演奏者はオーストリア出身でリコーダーのラファエラ・ダンクザークミュラー、ガンバ西谷尚己であった。 テーマのブリューゲル展は郡山の美術館で開催されているとのこと。ブリューゲル一族の特集--といっても、一番有名なピーテル1世の絵画の出品はないそうであ...

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2019年2月 2日 (土)

「恐怖の報酬 オリジナル完全版」:デンジャラス・ロード 爆走!トラック野郎は止められない

監督:ウィリアム・フリードキン 出演:ロイ・シャイダー 米国1977年 「短縮版」の方は××年前に、多分レンタルビデオで見た。その後、オリジナルのクルーゾーの方も借りて見て、やっぱりクルーゾー版には負けてるなと思った記憶がある。しかし、あまりに昔なのでよく覚えていない(^^ゞ それが今になって「完全版」の出現である。監督に無断で30分もカットされていたのをようやく元に戻せたのだという。その長さ121分on それぞれヤバイ案件で自国から逃げ出した4人の男が、南米某国の油...

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2019年2月 1日 (金)

聞いて損なし!古楽コンサート 2月版

聞いて損なし!古楽コンサート 2月版 矢のように1月は過ぎて行ってしまいましたrun *3日(日)迷宮 ヴィオラダガンバとチェンバロとチューバと踊り(平尾雅子ほか):ロバハウス *6日(水)生と死の傍らに(コンティヌオ・ギルド):日本福音ルーテル教会 *10日(日)J.S.バッハ その音楽と歓び(18世紀音楽祭協会):東京文化会館小ホール *13日(水)ヴァレア・サバドゥス&コンチェルト・ケルン:紀尾井ホール ♪11日に武蔵野公演あり *  〃   縦と横のファンタジ...

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2019年1月23日 (水)

「贖罪の街」上・下巻

著者:マイクル・コナリー 講談社文庫2018年 刑事ボッシュ・シリーズの18作目である。 前作の事件で定年前にロス市警から停職処分を受けて、ただ今係争中のボッシュ。異母兄弟の弁護士ハラーから冤罪とおぼしき案件を調査を頼まれる。しかし弁護士側の調査員になるのは、元警官としては最も軽蔑されることとされていた。 悠々自適の毎日を送ろうと決心したはずが、目の前に事件をぶら下げられて揺らぐ主人公である。 「向こう側」へ渡るか渡るまいか最後まで悩むが、事件が俺を呼んでいる、いや自分が事件...

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2019年1月22日 (火)

「諸国の人々」:ワンオペ受付出現

演奏:石橋輝樹ほか 会場:近江楽堂 2019年1月6日 今年最初のコンサートはこれだった。 タイトルだけ見ると「今年もまだまた続くよクープランnotes」みたいな印象だったが、実際のプログラムを見ると、クープランは最後に一曲のみ(といっても長いけど)で、マラン・マレを3曲に他はリュリ、ボワモルティエなどフランスバロック名曲選といった趣だった。 演奏者は4人、フルートの石橋輝樹、野崎真野の若手組とガンバ品川聖、リュート佐野健二のベテラン組の合体アンサンブルという感じだっ...

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2019年1月17日 (木)

「バーバラと心の巨人」:ウサ耳付けても心はホラー

監督:アンダース・ウォルター 出演:マディソン・ウルフ 米国・ベルギー・イギリス・中国2017年 原作はグラフィック・ノベルとのこと。 海辺の町に住む孤独な少女が、迫りくる巨人とたった一人で戦う。ただし、その巨人は彼女にしか見えないらしいのだが……。 これってモロに『怪物はささやく』ではないですか(!o!) 映画は見てないが原作を読んだ。 『怪物』の方は主人公の少年は小学生高学年ぐらい?だったと記憶しているが、そのあたりの年齢なら巨人を信じていても納得できるが、こちらは高校生...

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2019年1月16日 (水)

「大貫妙子 Welcome to my garden 2018」

会場:キリスト品川教会グローリア・チャペル 2018年12月18・19日 二日目の19日の方に行ってきました~(^^)~  通常のアコースティック・コンサートでの常連、金子飛鳥率いる弦楽カルテットに加え、サックス四人組トルヴェール・クヮルテットもゲスト出演でクリスマスらしく豪華度アップであった。サックス四本というは初めて聞いたが、なかなかの迫力だった。 個人的には「幻惑」を久しぶりに聞けた(多分)のも嬉しかったflair 最後の曲が終わった後の拍手の中で、なんとター坊...

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2019年1月13日 (日)

モンテヴェルディ「ウリッセの帰還」:神々の長ーい時間

北とぴあ国際音楽祭2018 指揮:寺神戸亮 演出:小野寺修二 会場:北とぴあ さくらホール 2018年11月23・25日 モンテヴェルディのオペラ、『ポッペア』や『オルフェオ』は生で過去に何回か観たがこの演目は初めてである。 セミ・ステージ方式ということで、オーケストラは舞台の上に乗っている。もっともその配置はかなり変わっていて、基本、弦と管が分かれて左右奥に不均衡に並んでいる。その間を縫うように歌手が現われて前方で歌と演技をするという次第(第2幕では配置が変わる)。一番奥に...

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2019年1月11日 (金)

「ブルーバード、ブルーバード」

著者:アッティカ・ロック ハヤカワ・ミステリ2018年 黒人テキサス・レンジャー(当然、極めてまれな存在)を主人公としたサスペンス・ミステリ。 舞台となるのは二つの人種が緊密に隣り合うテキサス州の田舎町である。常に接触はしていても混ざり合うことはほとんどない。そんな軋轢の最前線と言える。 河に流れ着いた二人の男女の死体が、主人公の捜査に伴ってその内実をさらけ出す。双方の人種の、互いの愛情と憎悪がもはや表裏一体となっていることを。分かれているのに別れがたい。 その境界ギリギリの...

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2019年1月10日 (木)

バッハ「クリスマス・オラトリオ」:暮と正月同時体験

演奏:バッハ・コレギウム・ジャパン 会場:彩の国さいたま芸術劇場 2018年11月24日 BCJの「クリオラ」はこれまで2回聴いた。第4部と、5部を省略して演奏した時と、さらにその以前に年末と新年に2回分けてやった時(まだ米良氏がいた頃)である。 今回はその2回分を一度にやるということで、盆と……じゃなくてクリスマスと正月が同時に来たようなプログラムである。当然、普段のカンタータ公演よりも時間が長くなって、15時開演なのが終わった時には夜となっていた。 オペラシティ公演もあっ...

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2019年1月 5日 (土)

「2001年宇宙の旅」IMAX版鑑賞記

国立映画アーカイブでの70mm版は見事チケットを取り損ねたので、代わりにIMAX版を見に行った。大きなスクリーンで見られるのもこれで最後かもと思ったのである。以前に行ったのは多分10年ぐらい前の新宿プラザでの最終上映だった。 実はIMAX自体、見るのが初めて。確かにスクリーン巨大だし、本編前にかかった予告の映像を見ると、鮮明だし立体感もかなりのもんだ。 事前にスクリーンに対して画面の比率はどうなるのか、などという論議があったが(設定によって端が欠けてしまう)、タテヨコ比はほぼ...

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2019年1月 1日 (火)

今こそ聞くべき!古楽コンサート 1月版

また新しい年が来てしまいました。メデタクないpunch *6日(日)諸国の人々(石橋輝樹ほか):近江楽堂 *  〃  イタリアの香り(向江昭雅&平井み帆):近江楽堂 *7日(月)サンマルコ広場の音楽(リクレアツィオン・ダルカディア):近江楽堂 *10日(木)根本卓也チェンバロリサイタル フーガの技法:近江楽堂 *14日(月)ヘンデル オラトリオ「ソロモン」(ヘンデル・フェスティバル・ジャパン):浜離宮朝日ホール *24日(木)魂の響き旋律の鼓動(高橋美千子ほか):近江...

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