2021年12月 1日 (水)

「古楽系コンサート情報」12月分更新

「古楽系コンサート情報」12月分(東京近辺)更新しました。年末だけあってさすがに怒涛のような数です。左のサイドバーにもリンクあります。ライヴ配信などは入っていません。...

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2021年11月29日 (月)

「ヴェネツィアの冬」:秋の西麻布

霞町音楽堂バロック・シリーズ第6回ヴィヴァルディ9つのチェロ・ソナタ全曲公演1会場:霞町音楽堂2021年11月16日 チェロの懸田貴嗣監修のバロック・シリーズ、6回目にして初めて行ってみた。6~8回はモダン・チェロで活躍する新倉瞳と共にヴィヴァルディのチェロ・ソナタを全曲演奏するという企画である。さらに日替わりでもう一人のゲスト参加があって、この回はリュートの佐藤亜紀子だった。 3回の公演で出版譜で出された6曲と近年発見された手稿譜の分を合わせて9曲を3曲ずつ演奏という趣向...

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2021年11月23日 (火)

「コレクティブ 国家の嘘」:オールド・アンド・ホープレス

監督:アレクサンダー・ナナウルーマニア・ルクセンブルク・ドイツ2019年 ルーマニアのライブハウスでバンドが公演中に火災が発生、客が逃げ場を失って死傷者200人超の大惨事になる(2015年)。問題はそこで終わらず病院で次々に火傷の症状が悪化し、亡くなる人が倍増したという。一体何が起こったのか--その問題を追及するドキュメンタリーである。 冒頭、バンドの頭上で炎が燃え上がるスマホ映像が怖い。その後、前半は事件を徹底追及するスポーツ紙の取材班に密着する。「スポーツ紙」といっても...

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2021年11月17日 (水)

「ミス・マルクス」:父の娘の夫の妻

監督:スザンナ・ニッキャレッリ出演:ロモーラ・ガライイタリア・ベルギー2020年 この映画を見るまで「マルクスの娘」のことは知らなかった!彼には4人の娘と2人の息子がいたそうだが、他の子は幼い頃に亡くなったそうで映画内に登場するのは娘3人である。主人公は末っ子のエリノアだ。彼女は政治・文学の才能があり、死後に父の跡を継ぐ存在となる……はずなのが、浪費家&プレイボーイのダメ男に引っ掛かったのが不幸の始まりであった。そもそも妻帯者である上に浮気し放題、借金しまくりのためあきれて...

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2021年11月 9日 (火)

「帰ってきたひまな日曜日 第6回 古歌巡礼」:三度目の正直公演

演奏:つのだひろし&佐藤裕希恵会場:松明堂音楽ホール2021年10月24日 つのだひろしが新所沢の松明堂ホールで続けている「ひまな日曜日」シリーズ、今回初めて行ってみた。といっても、本当は昨年の5月に開催されるはずだったのが、コロナのために2回延期になってこの日になったのである。この日のゲストは若手ソプラノの佐藤裕希恵だった。非常に小さな会場な上に間隔を開けて座るように設定されていたので、チケットは売り切れだったもよう。 「巡礼」と銘打たれているだけあって、中世歌曲の諸国巡...

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2021年11月 6日 (土)

「みみをすますように 酒井駒子展 もういちど」

会場:PLAY!MUSEUM2021年9月18日~11月14日 立川にて宿願の酒井駒子展を見てきた。春にも開催していたのだが、コロナ禍で会期が短くなったのでこの秋に再展示してくれたのである。(追加作品あり) 初めて行った会場なのでよく分からなかったのだが、シールを渡されてこれを見える所に貼っておけば1日の内に何度でも入れるようだった。会場内でも付けてなければいけないのかな。とりあえず服の上腕に張り付けてる人が多かった。 多くの作品は絵本の内容に沿って連続して原画を見せる形に...

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2021年11月 4日 (木)

「古楽系コンサート情報」11月分更新

「古楽系コンサート情報」11月分(東京近辺)更新しました。左のサイドバーにもリンクあります。ライヴ配信などは入っていません。...

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2021年11月 2日 (火)

「美男におわす」

会場:埼玉県立近代美術館2021年9月23日~11月3日 埼玉の数少ない文化的施設である県立近代美術館にて「美男におわす」展を見てきた。この美術館はトガった内容の展覧会が多いので(今回の前には「ボイス+パレルモ」展をやっていた)こんなとっつきやすい印象のテーマでやるとは驚きであった。 内容は近世以降の日本美術に描かれた美女ならぬ「美男」を追及するという、ありそうでないものだ。展示物は近世の浮世絵、近代の日本画・挿絵、現代のマンガ(とゲーム)、現代アート作品からなっている。 ...

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2021年10月29日 (金)

「戦火の馬」と「計画」なき家父長

ナショナル・シアター・ライヴの『戦火の馬』(2014年)を見た。 原作はマイケル・モーパーゴの児童文学(1982年)で、過去にスピルバーグが映画化している(未見)。舞台版では馬が3人がかりで操る巨大なパペットとして登場し、その動きと戦闘場面の大仕掛けが見ものとなっていた。 見ていて気になったのが主人公である若者の父親の存在だ。その父は自分の兄と非常に仲が悪く、馬の競売で買う予定もないのに一頭の馬を兄と競り合いを始めて、意地で最後に競り落としてしまう。そして借金を返すために持...

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2021年10月26日 (火)

【旧盤紹介】カヴァッリ「聖母マリアの夕べの祈り」

演奏:コンチェルト・パラティーノ(1995年) 17世紀半ばヴェネツィア、サン・マルコ大聖堂の楽長を務め、一方で人気オペラ作曲家だったカヴァッリ。残っている彼の作品としては数少ない宗教曲だ。当時、大聖堂で演奏されたそうで、その壮麗さと美しさを十二分に味わうことができる録音である。 コルネットとトロンボーンのアンサンブルはブルース・ディッキー、シャルル・トートを始めとする10人。バーバラ・ボーデン、マーク・パドモア、ゲルト・テュルクなど歌手は8人、他にヴァイオリンはエンリコ・...

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2021年10月22日 (金)

「ルート66を聴く」

アメリカン・ロード・ソングは何を歌っているのか著者:朝日順子青土社2021年 ルート66って名前はよく聞くが具体的には……よく分かりません(^^ゞ などと曖昧な知識しかないのだが、シカゴからロサンジェルスまで米国の3分の2ぐらいを横切る道路である。しかし、やがて州間高速道路のインターステイトが使われるようになってさびれてしまったそうな。(ピクサーの『カーズ』の背景はこれなのね)イメージとしては、時代遅れの「各駅停車」といったところなのだろうか。そのような道路沿いにミュージシ...

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2021年10月17日 (日)

「ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償」:主役はどっちだ?

監督:シャカ・キング出演:ダニエル・カルーヤ、レイキース・スタンフィールド米国2020年DVD視聴 アカデミー賞5部門候補になり2部門獲得!なのによもやのDVDスルーとはどうしたこったい(!o!) 『プロミシング・ヤング・ウーマン』も同じく5部門候補で、獲得したのは一つだけでも公開されたっていうのにさっ  やはり黒人が主人公だと敬遠されるのかね。などと文句を言いつつツ●ヤの新作棚から早速借りてきた。 60年代末の米国シカゴ、ブラックパンサーの州支部に若干2...

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2021年10月 7日 (木)

「ホロコーストの罪人」:善き隣人の犯罪

監督:アイリク・スヴェンソン出演:ヤーコブ・オフテブロノルウェー2020年 ノルウェーでユダヤ人家族に起こった実話を映画化。辛い話で、見てて涙でマスクの内側が濡れてしまったほど(T^T)クーッ 主人公は若いボクサーで、親の意向に反して宗教熱心ではない。ノルウェーの国旗を背負って試合をし、結婚相手もユダヤ人ではない女性を選んだぐらいだ。しかし、いくら自分ではノルウェー人だと思っていてもナチスドイツが侵攻して占領下に入ると、見逃してはもらえない。 劇的なことが起こるわけでもなく、...

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2021年10月 6日 (水)

【旧盤紹介】「バロック・ギター・トリオ」

演奏:バロック・ギター・トリオ(1999年) その名の通りバロックギターの3人組がテレマン、バッハ、ロウズの作品を編曲して演奏したものである。親しみやすいテレマン、落ち着いたロウズに比べ、何事も極めなければ気の済まないバッハ。トリオ・ソナタでは、あくまでも対位法を鬼のように追及している音像が浮かび上がってくる。 期せずして、そのようなバッハ先生の「鬼」ぶりが立体的な音として実際に迫ってくる好企画といえるだろう。...

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2021年10月 1日 (金)

「グリード ファストファッション帝国の真実」:ローマは安価にして成らず

監督:マイケル・ウィンターボトム出演:スティーヴ・クーガンイギリス2019年 英国に実在するファストファッション経営者をモデルに、虚飾以外に何もない男をブラックユーモアで描いている。イギリスでは有名な人物らしいからこの映画の存在自体、スキャンダルの一端と言えるかもしれない。しかも実際に彼の部下だった人物が出演していたりする。 若い頃から既に傲岸不遜にしてあくどいやり口で資産を増やしていく。これを果たして経営と呼べるのであろうかと言いたくなるレベルだ。富を築いてからは『グラディ...

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