2018年5月19日 (土)

ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018

モンド・ヌーヴォー 新しい世界へ 会場:東京国際フォーラム&東京芸術劇場 2018年5月3~5日 今年から「ジャパン」が取れて「TOKYO」が付いたLFJ。しかも池袋と丸の内という分散開催になった。ピーター・バラカンがラジオで「オリンピックの関係で国際フォーラムの一部が使えなくなったため」と言っていたけど、そうなんですか? まあ、基本会議室であるフォーラムよりは、芝居用ホールもあるとはいえ、音楽鑑賞には池袋の方が向いているに決まっている。 ただ、両会場の移動は30分かかるから...

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2018年5月15日 (火)

TVドラマシリーズ「ウエストワールド」シーズン1:アンドロイドは永遠の愛を夢見るか

遅まきながら米国のドラマ「ウエストワールド」シーズン1全10話を見た(レンタルDVD)。日本ではスターチャンネルで放映して、その後ネットでも見られるようである。 感想は一言で言えば、「いや~、面白いbomb」であった。 原作はマイケル・クライトンだが、同じなのは設定ぐらいで恐らくかなり変えているに違いない。 大昔ユル・ブリンナー主演で映画化されたのを見た。それはほとんど後年の「ジュラシック・パーク」に似たようなものだった。つまり精巧なロボットによる西部劇そのままの遊園...

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2018年5月 9日 (水)

「ハッピーエンド」:ファミリー・トラブル 幸せならスマホしよう

監督:ミヒャエル・ハネケ 出演:イザベル・ユペール フランス・ドイツ・オーストリア2017年 前作『愛、アムール』がカンヌのパルムドールやさらにはアカデミー賞外国語映画賞まで取ってしまったハネケ。しかし、最新作はそれを反省したかのようにまたもやイヤミと皮肉に満ちたものであった。 冒頭、スマホの画面が写る。どうやらどこかの家庭で洗面所にいる女性を撮って、明らかにSNSに流している。続く映像も同じ家のようだが、ペットのハムスターを殺し、さらに穏やかならぬ事態を映し出していく。 と...

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2018年5月 3日 (木)

「ジュリアン・マルタン氏を迎えて」:一心同笛

*「テレマン リコーダー二重奏ソナタ」 2018年4月20日 *「フランスの室内楽作品」 2018年4月21日 会場:近江楽堂 木の器主催公演、今回はフランスのリコーダー演奏家ジュリアン・マルタンをゲストに2日間連続で行われた。 1日目は宇治川朝政と二人で全曲テレマン二重奏。アルトリコーダー、ボイスフルートを使い、一曲だけマルタン氏の独奏があり、頭からシッポまでテレマン尽くしヽ(^o^)丿の感があった。 迫真の演奏でいつになく宇治川氏の顔も緊張で引き締まっていたような……あ、...

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2018年5月 1日 (火)

「ブラックパンサー」:デザイン・イズ・パワー 猫だ!虎だ!いや○○だ!

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』にも出てきたブラックパンサーが満を持して単独で登場である。 彼が王位に継ぐことになる事件が『シビル・ウォー』で起こったわけだが、そも母国のワカンダとは貧しい農業国--とは仮の姿。してその正体とは、謎の鉱石の存在によって超が付くくらいに発達した文明国であった(!o!) 正体を隠しつつ各国に隠密ならぬスパイを放ち、今日も今日とて諜報活動を行う。 ここで、そんな優れた国がご近所の国の貧困や紛争を傍観していていいのかという問題が浮上する。これは...

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聞かねばならない時もある マイナー・コンサート 5月版

*3日(木)~5日(土)ラ・フォル・ジュルネ東京:丸の内&池袋 池袋と丸の内に分かれたせいで、はしごも楽ならず。 *10日(木)ギエルミ・アンサンブル:東京文化会館小ホール *11日(金)バッハ・コレギウム・ジャパン定期:東京オペラシティコンサートホール *  〃   野々下由香里ソプラノリサイタル:近江楽堂 ダブルブッキンクの失態ng さてどちらを聞くべきか。 *12日(土)人間の声、天使の声(ヴィットリオ・ギエルミ):近江楽堂 ♪ガンバ独奏公演 *13日(日)バッ...

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2018年4月24日 (火)

「シェイプ・オブ・ウォーター」:イリーガル・エイリアン 鰓から愛して

監督:ギレルモ・デル・トロ 出演:サリー・ホーキンス 米国2017年 遂にヲタク監督がアカデミー賞をcrown しかも監督賞と作品賞だっ。感動と涙に包まれた授賞式fujiおめでとうヽ(^o^)丿 もちろん期待を目いっぱい大きくして映画館へ向かったのは言うまでもない。 しかし、またも期待は裏切られたのだよ(ーー;) シリーズ「期待したけどダメだった」パート3だ。(なおパート1、パート2はこちらであります) 『美女と野獣』をひっくり返したような「美人でもない中年女...

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2018年4月20日 (金)

「音楽と美術の幸せな結婚 1」:哲学者か英雄か

大塚直哉レクチャー・コンサート・シリーズ 音楽と絵画が映し出す栄光の17世紀スペイン:「プラド美術館展」の名画と音楽 会場:よみうり大手町ホール 2018年4月13日 大塚直哉が美術展に合わせて3回のレクチャー・コンサートを行う第1回め。会場からして当然、読売新聞社が主催に入っている展覧会が対象だが、この日は「プラド美術館展 ベラスケスの絵画と栄光」でベラスケスが7作品展示ということで話題になっているものである。 しかも演奏のゲストは波多野睦美、美術サイドは「怖い絵」の中野京...

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2018年4月16日 (月)

「スリー・ビルボード」:ファイア・パトロール 非のない所に看板は立たぬ

監督:マーティン・マクドナー 出演:フランシス・マクドーマンド イギリス・米国2017年 町はずれに立つ、3枚の古く巨大な赤い看板。そこにレイプ殺人の事件捜査が遅々として進まぬことへの警察批判が掲げられた。怒り発心annoyで広告会社に依頼したのは、被害者の母親である。田舎町は大騒動に……。 こりゃ面白そうだ。おまけに映画賞に幾つもノミネートされ、二人の役者はアカデミー賞大本命(私が見た時点では。その後受賞した)。詰まらないはずがないnotes しかし、期待は...

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2018年4月14日 (土)

「エル ELLE」:スキャンダラス・ウーマン 女、外に出れば7人のヘンタイあり

監督:ポール・ヴァーホーヴェン 出演:イザベル・ユペール フランス2016年 予告ではサスペンス・スリラーのように宣伝していたが、実際見ると全く違った。私が思い浮かべたのは『大人の事情』のような、人間のバカバカしさを描いた喜劇であった。 アダルトゲーム会社を経営するヒロインは或る夜、謎の侵入者に自宅で襲われる。しかし彼女は警察に届け出たりせず、平然とそのまま息子に会い、友人たちに被害を告げて反応を見る。自分で犯人を探し出そうと画策するのであった。 もっとも、彼女は子供の頃に父...

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2018年4月11日 (水)

「女の一生」:ターゲット・オブ・ラブ ジョウロいっぱいの愛を

監督:ステファヌ・ブリゼ 出演:ジュディット・シュムラ フランス・ベルギー2016年 なぜ今『女の一生』映画化sign02 それもスタンダード・サイズ画面とは(!o!) すみませ~んm(__)m モーパッサンの原作読んだことありませんng 本来ならばパスするところではありますが、見ることにしたのは監督が「ティエリー・トグルドーの憂鬱」のステファヌ・ブリゼだったからである。 ヒロインのジャンヌは男爵家の一人娘。父母に愛されて育つが、教育のため窮屈な修道院へ。やっ...

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2018年4月 9日 (月)

「デトロイト」:ミッドナイト・モーテル 暴動の響き

監督:キャスリン・ビグロー 出演:ジョン・ボイエガ 米国2017年 おお、久しぶりの社会派バリバリのドラマだ~shine--と期待して映画館に駆け付けたのだが、それは全くの見込み違いであった。 1967年に起こった黒人暴動を背景に行われた警官3人+警備員1人による事件。多くが存命中の各人の証言を元に復元(?)されているので、不明瞭な部分は不明瞭なままなのである。裁判沙汰になったのだから、ウッカリしたことは言えないだろうから曖昧になってしまうのは仕方ない。 ただ、映画の...

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2018年4月 6日 (金)

「ルソン・ド・テネブル 暗闇の朝課の読誦」:猫とクープラン(特に関係なし)

F・クープラン生誕350年記念 演奏:野々下由香里&鈴木美登里 会場:近江楽堂 2018年2月22日 2月22日はニャンcatニャンcatニャンで猫の日~(=^・^=) じゃなくて--またもクープラン記念公演なのであった。 ルソン・ド・テネブル、宗教曲とはいえ華麗なるソプラノ2人の競演である。私が最初に聞いたのは、かつてのNHK-FM「朝のバロック」でエマ・カークビーの歌でかかった時だ。うろ覚えだが、今調べてみるともう1人はジュディス・ネルソン、鍵盤はホグウッ...

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2018年4月 4日 (水)

「フランス音楽の彩を楽しむ 7」:ク~~~プランと伸ばしてみよう

F・クープラン生誕350年記念 演奏:宇治川政朝、ジョシュ・チータム、福間彩 会場:近江楽堂 2018年2月16日 クープランと銘打ってはあるが、彼の作品は6曲の内半分。18世紀初めのフランス・ソナタによるプログラムということで、残りはオトテール、フィリドール、ドルネルだった。 驚いたのはクープランの組曲ホ短調。よく取り上げられる名曲ながら、J・チータムは非常にゆっくりなテンポで弾いた。こんなにゆっくりなのは聞いたことがない(!o!)っていうぐらい。しかも気候のせいか、さかん...

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2018年4月 3日 (火)

聴かねばならない時もある マイナー・コンサート4月版

*13日(金)ラ・フォンテヴェルデ定期~薄情な女たちのバッロ:浜離宮朝日ホール *  〃   音楽と美術の幸せな結婚 「プラド美術館展」の名画と音楽(大塚直哉ほか):よみうり大手町ホール 3回シリーズで、この日のゲストは波多野睦美と中野京子。 *17日(火)悲しみのカンタータ(村上雅英ほか):中目黒GTプラザホール *20日(金)ジュリアン・マルタン氏を迎えて~テレマン リコーダー二重奏ソナタ(木の器):近江楽堂 *21日(土)  〃  ~フランスの室内楽作品: 〃 *26日...

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«「残像」:戦争に勝ち革命に裏切られ権力に負けた