2019年5月20日 (月)

「17世紀ヴェネツィアの音楽」

A.グランディとその周辺演奏:メディオ・レジストロ会場:近江楽堂2019年4月3日 以前スペインもののコンサートを聞き逃していたので、今度こそと行ったら今回は久しぶりに原点に戻ってイタリアものをやるということであったよ(+_+) サブタイトルにある通り、グランディという作曲家の宗教歌曲が3曲、他にモンテヴェルディの作品も。グランディは16世紀末に生まれ、ヴェネツィアで活躍したらしい。またフォンターナやマリーニなど同時代作曲家の器楽曲が交互に演奏された。 メディオ・レジストロ...

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2019年5月18日 (土)

「ゼフィール 春の嵐」:花見ならぬ花聞きの宴

2017年度青山音楽賞バロックザール賞受賞記念演奏会演奏:アンサンブル・レ・フィギュール会場:JTアートホールアフィニス2019年3月31日 4人組グループ、以前<A HREF=http://pretzel-logic.way-nifty.com/blog/2017/02/post-384e.html>聞いたコンサート</A>が、バロックザール賞というのを取ったので、同じくCT歌手のポール=アントワーヌ・ベノス・ジアンをゲストに招いて記念コンサートを...

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2019年5月16日 (木)

「女王陛下のお気に入り」:コート・オブ・ジェラシー 愛さないの愛せないの

監督:ヨルゴス・ランティモス出演:オリヴィア・コールマン、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズアイルランド・米国・イギリス2018年 アカデミー賞に9部門大量ノミネートされて話題となったこの映画、どんなもんかと見に行った。予告では正統的な歴史物かと思えたのだが……。 やっぱり変な映画でした~!(^^)! グリーナウェイの名前が挙がっていたけど、確かにそれっぽい雰囲気あり。衣装とか美術がかなりリキが入って見事なの本格的史劇っぽいが、全体にはシニカルで史実をおちょくったような感じ...

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2019年5月10日 (金)

「甘い死の弓矢」:ボールペンなしでもアンケートは書ける

演奏:福島康晴ほか会場:近江楽堂2019年4月26日 「イタリア・バロック音楽の世界vol.3」とあってもう過去に2回やっていたらしいのだが、全く知らなかった。今回も数日前に知って(チラシなど全く見かけなかったので)あわててメールで予約した次第だ。 福島氏の他はバロックギター・テオルボ高柳義生、コルネット・バロックギター・テオルボ(さらに歌も!)笠原雅仁、ガンバ・リローネ武澤秀平という顔ぶれだった。 17世紀初めに活躍したサラチーニという作曲家(初めて聞きました!)の歌曲を中...

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2019年5月 5日 (日)

「ジュリアン」:ウィークエンド・ファミリー 愛より怖く

監督:グザヴィエ・ルグラン出演:ドゥニ・メノーシェフランス2017年 昨今、社会問題として大きく浮上している家庭内DV・児童虐待を題材にしたサスペンス。観客に差し出されたDVの様相はあまりに恐ろしくて見続けるのがつらいぐらいだ。見てて「うわあ」「いやだー」「やめてくれ(><)」「ギャーッ」「ヤダヤダヤダ」「なんとかしてくれ」みたいな言葉しか脳内に浮かんでこない。 冒頭、夫のDVが理由で離婚した両親の調停場面、少年ジュリアンは母親と暮らすことに決まる。しかし、共同...

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2019年4月30日 (火)

聞かなきゃ損々!古楽コンサート 5月版

連休中は深く静かに潜航しております。 *8日(水)J.S.バッハのモテット全曲演奏会(Salicus Kammerchor):豊洲シビックセンター  13日に武蔵野公演あり*11日(土)バッハ家の音楽会(エマニュエル・ジラール&大村千秋):近江楽堂*12日(日)マドリガーレからオペラへ(ラ・フォンテヴェルデ):ハクジュホール*  〃   拝啓テレマン様(堀内由紀ほか):入間市文化創造アトリエ・アミーゴ*17日(金)ウィーンのリュート音楽(佐藤豊彦):近江楽堂...

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2019年4月26日 (金)

「宮廷人の優雅なたしなみ」:画家の眼の中、音楽家の耳の中

ルネサンス音楽と絵画をつなぐ象徴の世界 演奏:ソフィオ・アルモニコ 会場:トーキョーコンサーツ・ラボ 2019年3月23日 ルネサンス・フルート吹き4人によるソフィオ・アルモニコ、コンサートは初めてである。この日はソプラノの鏑木綾とトークで愛知芸大の高梨光正が加わって、絵画と音楽の両面からルネサンスを体感するプログラムだった。 幾つかのテーマに分けて絵画の画像を出しながら解説しそれから演奏というもの。ただ、普通なら奏者は演奏だけでトークはしないという形式が多いが、この日は...

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2019年4月22日 (月)

「天才作家の妻 40年目の真実」:ベスト・カップル ぺンとしゃもじは一度に両方握れない

監督:ビョルン・ルンゲ出演:グレン・クローズスウェーデン・米国・イギリス2017年 予告や事前情報を見て、妻が書いた作品を夫が横取りしたような話かと思ったが、実際には少し違っていた。 夫婦は元々、教授と教え子という関係でどちらも作家志望である。しかし、妻の方が文章がうまく有望視されるも発想がうまくないということで、夫が着想と編集者、妻が文を書くという分業体制を取り、夫の名で出した小説は幾つもベストセラーとなる。遂にノーベル賞を取ることになり、ここで妻の方が爆発するのであった。...

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2019年4月18日 (木)

「奇想の系譜展」記念コンサート 1:どちらも負けぬ!東西奇想比べ

ザ・バロック 江戸の奇才、ヨーロッパの奇才 演奏:江崎浩司ほか 会場:東京都美術館講堂 2019年3月17日 恒例、上野界隈で行われる「東京・春・音楽祭」の展覧会関連コンサート、今年はたまたま博物館・美術館の企画が近現代ものが多かったせいか、純粋に古楽系はこの一つだけだった。 リコーダー江崎浩司が中心のアンサンブル(ヴァイオリン2+ヴィオラ+チェロ)が、「奇想の系譜」で展示されている日本画と同時期で同じテーマの音楽をルネサンス、バロックの作品から選んで演奏するという趣向で...

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2019年4月10日 (水)

「バハールの涙」:ノー・ウェイ・トゥ・ヘヴン 男子無用の戦場

監督:エヴァ・ユッソン 出演:ゴルシフテ・ファラハニ、エマニュエル・ベルコ フランス・ベルギー・ジョージア・スイス2018年 2014年、フランス人女性ジャーナリストがシリアでクルド人の女性兵士たちを取材する。彼女はそこでバハールという女性部隊の隊長と知り合い、戦闘地域へと赴く。 バハールの語る回想と現在の戦闘が交互に描かれる。 回想部分は過酷な場面が続く。バハールは自らも職業を持ち夫と息子と暮らしていたが、ISの襲撃によって成人男性は全て殺され、女は奴隷として売られる...

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2019年4月 4日 (木)

「涙のきらめき」:大迫力!金管部隊

17世紀ザルツブルグ 祈りの宮廷音楽 演奏:古楽金管アンサンブル アンジェリコ 会場:淀橋教会小原記念チャペル 2019年3月16日 チラシを見ると、この団体はもう公演6回目とのこと。全く知らなかった。金管中心というのも珍しいので行ってみた。 編成はサクバット6、コルネット4、ナチュラルトランペット2、そしてドゥルツィアン、ヴァイオリン、オルガンが各1名という、会場に比してかなり大人数だった。(普段は少人数のアンサンブルが多いもよう) そのうちのコルネットの一人、ドルツィ...

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2019年4月 2日 (火)

このスピーカーを墓標にしてくれ 初心者モード・オーディオ購入記

先日、アンプとスピーカーを買い替えた。そもそもは買って10年経ってないマランツのアンプが音がたまに出なくなったことが原因。実は買って4年目には完全に出なくなり修理してもらったことがあったのだ。また故障では買った方がいいと考えた。 しかしCDプレーヤーならともかくアンプが10年もたないとはひどい。どうなってんだ。 まずどこで買うか考えねばならぬ。前に買った秋葉原の電気店は既に閉店している。かといってオーディオ初心者もどきが専門店行っても相手にしてもらえないだろう。 仕方なく量販...

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2019年3月31日 (日)

聞かなきゃ損々!古楽コンサート 4月版

平成が終わっても古楽愛は不滅ですっ(>O<) *3日(水)17世紀ヴェネツィアの音楽 A.グランディとその周辺(メディオ・レジストロ):近江楽堂*13日(土)スティルス・ファンタスティクスの妙技 ファンタジーと霊感に導かれた17世紀ドイツ・オーストリア音楽(アンサンブル ソヌス エト コルティス):日本キリスト教団本郷教会*19日(金)フランス・バロック音楽の夕べ(花岡和生ほか):近江楽堂*19日・21日(日)バッハ マタイ受難曲(バッハ・コレギウム・ジャパン):...

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「グリーンブック」:ドライビング・トゥ・ヘル ミートソースかフライドチキンか、それが問題--じゃな~い

監督:ピーター・ファレリー出演:ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ米国2018年 雉も鳴かずば撃たれまい、とはよく言ったものよ。まさにオスカー取らずば叩かれまい、という事態になったのがこれだ。アカデミー賞ノミネートの発表前から助演男優賞獲得は確実と言われていた。ゴールデングローブ賞の作品賞取った時あたりから(米国作品対象の賞なので「ROMA」は除外)何やらきな臭い話がモヤモヤと発生 主演のヴィゴに差別発言があったとか、監督露出狂だったなど話題は尽きぬ...

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2019年3月22日 (金)

「ルベルとルクレール」:31年分の変遷

趣味の融合の申し子たち 演奏:天野寿彦ほか 会場:近江楽堂 2019年2月26日 タイトルになっているこの二人、フランスバロックのコンサートでは付け合せみたいな感じで登場することが多く、なかなか単独で主役を張る機会はない。かなり珍しいプログラムと言えるだろう。 編成はヴァイオリン2(もう一人は吉田爽子)、ガンバ(平尾雅子)、チェンバロ(辛川太一)である。 ルベルはクープランとほぼ同年代で、ルクレールはその31歳年下、もはやバロックのどん詰まりの世代という差がある。 二人...

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