2018年1月15日 (月)

「バルトルド・クイケン&渡邊順生」:我が古楽道を往く

J・S・バッハ フルート作品全曲演奏会 会場:浜離宮朝日ホール 2017年11月27日 兄弟時間差来日のクイケン兄弟、この日は単独バルトルドにチェンバロの渡邊順生が共演である。 午後7時開演のところ、6時からプレトークがあった。普通の平日ならぜったいに無理な時間だが、たまたま仕事を早退けできる日だったので6時に行ってみた。 ご両人が現れ、さらに通訳担当の前田りり子がステージに。 実はバルトルドの本(『楽譜から音楽へ』)が翻訳出版されるのでそれに合わせて来日したが、翻訳者関係の...

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2018年1月 2日 (火)

「アリーン・ジルベライシュと仲間たち」:夜中に走るチェンバロ

演奏:アリーン・ジルベライシュ、平尾雅子、山岡重治 会場:近江楽堂 2017年11月21日 ジルベライシュ女史はフランスの鍵盤奏者、ル・パルルマン・ド・ムジークにも属し、主催者のマルタン・ジェステルの奥さんでもある。 平尾&山岡ご両人はオランダ留学時に知り合い(彼女は教える側)、親しく付き合っていたのとのこと。 その後、クープランの録音を出す際に弾いてもらおうと、数十年ぶりに連絡したら快諾してくれたということらしい。 この日のプログラムではクープランだけでなくデュパール、ダン...

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2018年1月 1日 (月)

聞かずに死ねるか:マイナー・コンサート編 1月版

もう正月もめでたくもなんともなくなってしまってから幾歳月か……sandclock *6日(土)イタリアの香り(向江昭雅&平井み帆):近江楽堂 *  〃  夢見る女(石橋輝樹ほか): 〃 *  〃  リクレアツィオン・ダルカディア:浦安音楽ホール *14日(日)ヘンデル テオドーラ(ヘンデル・フェスティバル・ジャパン):浜離宮朝日ホール *19日(金)フランス・バロック ヴィオル・デュオ(平尾雅子&福沢宏):近江楽堂 これ以外には、サイドバーの「古楽系コンサート情報」を...

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2017年12月31日 (日)

2017年を振り返……きれない

歳くってきて気力・体力・脳力が甚だしく減退。ブログ記事もはかばかしく進みませぬ。映画なんかまだ半分ぐらいしか書いてないんじゃないかな(+_+) 以下に、今年ヨカッタshineと思ったものを上げてみる。(順不同) ★コンサート編 *「ファンダンゴ・バロック」(テンベンベ):LFJの一公演。強烈過ぎてこの後、他のラテンバロックの録音とか聞けなくなってしまった。 *「聖母マリアの夕べの祈り」(コンチェルト・イタリアーノ) *「ツィマーマンのコーヒーハウス」(調布国際音楽祭)...

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2017年12月24日 (日)

「ローマ法王になる日まで」:ミラクル! 信仰の道も権力次第

監督:ダニエーレ・ルケッティ 出演:ロドリゴ・デ・ラ・セルナ イタリア2015 現ローマ法王の半生を描く。70年代ごろのアルゼンチンの不穏な政情が背景になっていて、重くドヨーンとしている。短いとはいえ拷問場面や私刑場面が出てきて見ていてかなりつらい。収容所から釈放された女子大生の髪の毛が薄く抜け落ちてしまっているのがなんだか妙にリアルで怖かった。 「解放の神学」の神父なんかもバシバシ投獄される中、後に法王となる主人公は教会内で役職についており、なんとか現実主義的にこの状況を乗...

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2017年12月17日 (日)

「シェイクスピアの春夏秋冬」:酒飲めばガラス瓶が鳴るなり近江楽堂

演奏:レ・タンブル&ハルモニア・レナス 会場:近江楽堂 2017年10月31日 レ・タンブルは海外で活躍中の川久保洋子を含む三人組のアンサンブル(過去に聞いたコンサートの感想はこちら)で、日本人二人のハルモニア・レナスと組んで今回も公演を行った。 昼夜二回あったが、夜は同じオペラシティであるBCJと重なっていた。たまたま休日出勤の代休日だったので、昼の方に行けた次第である。 プログラムの趣旨は、シェイクスピアと同時代の作曲家の作品を四季に分けて演奏するというもの。さらに季節ご...

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2017年12月 3日 (日)

東京芸術劇場でシェイクスピア劇二題

ほとんど映画と古楽ネタを書くだけで精一杯な当ブログであるが(それもかなり遅れ気味)、芝居もたま~に観に行っているのだ。ただ、結局感想書く暇がなくてそのままになっている。今回は頑張って書いてみる。 ☆「リチャード三世」 演出:シルヴィウ・プルカレーテ 出演:佐々木蔵之介 この芝居をナマで見たのは多分初めて。以前、イアン・マッケラン主演の映画は見たことはあった。 ……と思っていたら、なんと劇団新感線がやったのを見ていた(!o!) すっかり忘れておったよsign01 自分の...

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聞かずに死ねるか:マイナー・コンサート編 12月版

ネットの接続が最近不調でなかなか更新できませんでした。 *4日(月)バッハ クラヴィーアとヴァイオリンのためのソナタ全曲演奏会(阿部千春&大井浩明):近江楽堂 *6日(水)ピエール・アンタイ&スキップ・センペ2台チェンバロの夕:浜離宮朝日ホール ♪8日に武蔵野公演あり *16日(土)木の器クリスマスコンサート2017(鈴木美紀子ほか):近江楽堂 *22日(金)真夜中のミサ(東京古楽団):三鷹市芸術文化センター *24日(日)バロックの花束(ムジカ・グラツィア):近江楽堂 *2...

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2017年11月19日 (日)

「ゲオルク・フィリップ・テレマン 7 没後250年記念」:まだまだ終わらぬテレマン祭り

演奏:Ut/Fa(ウト・ファ) 会場:近江楽堂 2017年10月13日 モンテヴェルディに比べて今一つ盛り上がっているのかどうかよくわからないテレマンイヤー、ここは是非全国推定sign02ウン百万人のテレマン愛好者にはラストスパートをかけていただきたいものである。 そんなテレマンをずっと取り上げてきた宇治川朝政と福間彩のユニットは、今回吹くのは大変だが聞いて楽しめるような曲を特集。 「新しいソナチネ集」「忠実なる音楽の師」「音楽の練習帳」から2曲ずつ演奏した。また、福...

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2017年11月14日 (火)

「セールスマン」:ショウ・マスト・ゴー・オン それでも芝居は続く

監督:アスガー・ファルハディ 出演:シャハブ・ホセイニ、タラネ・アリドゥスティ イラン・フランス2016年 『ある過去の行方』をフランスで撮った後、再びイランへ戻ったファルハディ監督、この新作はトランプ大統領の移民政策がらみで、アカデミー賞の外国語映画部門受賞の際にも話題になった。 冒頭、マンションの倒壊事件が起こってその住民だった夫婦が、住居探しを始める。知り合いに紹介してもらったマンションの一室に入居するが……前の入居者の荷物が残っていたりなど、どうも不審さが漂う。 そん...

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2017年11月11日 (土)

「ラ・プティット・バンド オールJ.S.バッハ・プログラム」:タフにして老怪

会場:浜離宮朝日ホール 2017年10月11・12日 定期的に(?)日本を訪れているようなシギスヴァルト・クイケン率いるLPBの公演、11日の夜の回を聞きに行った。ソプラノ歌手を含む総勢9名の布陣である。 まずは管弦楽組曲の第3番を管楽器とティンパニが入らないヴァージョンから開始。実際にステージに登場したのは5人という極小編成であるため、この曲では定番イメージの「壮麗crown」とは程遠く、なんか全く違う曲に聞こえた。代わりにチェロ(ロナン・ケルノアという人)が際立っ...

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2017年11月 1日 (水)

「フォンス・ムジケ」:大雨にも負けず寒さにも負けず

会場:武蔵野市民文化会館小ホール 2017年10月6日 リュートの今村泰典主催のフォンス・ムジケ、久々の公演である。今村氏単独では結構頻繁に来日しているが、グループ名義だと関東圏ではもしかして--北とぴあ音楽祭の時以来かsign02(ブログを始める前なので、記録なし) というわけで、平日に職場から武蔵野はあまり行きやすくないのだが、都内ではここしかやらないのである。フォンス・ムジケの公演とあっては致し方ない。頑張って行きましたよ(^^)b 演目はソプラノ独唱によるモン...

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2017年10月31日 (火)

聞かずに死ねるか:マイナー・コンサート編 11月版

なんかもう忙しくて、おちおちコンサートにも行ってられません(+_+) *3日(金)フレスコバルディへのオマージュ(廣江理枝ほか):藝大奏楽堂 *  〃  バッハ無伴奏チェロ組曲第1回(鈴木秀美):浜離宮朝日ホール ♪第2回は10日 *11日(土)ラモー コンセールによるクラヴサン曲集(湯上かおりほか):近江楽堂 *12日(日)秋の都電荒川線ライブ(ジョングルール・ボン・ミュジシャン):都電荒川線三ノ輪橋~大塚駅前 *18日(土)マラン・マレその秘められた才能(寺神戸亮ほか):...

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2017年10月22日 (日)

モンテヴェルディ「聖母マリアの夕べの祈り」:夕べに「祈り」を聞かば、朝に死すとも可なり

演奏:バッハ・コレギウム・ジャパン 会場:東京オペラシティ コンサートホール 2017年9月24日 モンテヴェルディ・イヤーも後半戦押し詰まってまいりました。ここで真打登場風にBCJが「晩課」を演奏です。この後には「ポッペア」も控えておりますねー。 コルネットとトロンボーンにはコンチェルト・パラティーノが入るという豪華布陣、会場は期待する聴衆で満員御礼fullであります。 しかし、個人的に獲得できたのが一番端っこの席ということで、音的には今イチなのだった。 折角のコン...

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2017年10月14日 (土)

「サヴァール・トリオ ラ・ヴィオール・セルティーク」:静かなるケルト

会場:王子ホール 2017年9月14日 →写真は水戸公演のチラシです 近年、様々なテーマで録音を出し続けているサヴァール、今回の来日のテーマはケルト音楽である。CDは数年前に出ていたと記憶している。 ほとんどは短い曲で、アイルランドやスコットランドの伝統曲や舞曲があれば、様々な時代に作曲家が作った曲もある。それを数曲ずつセットという組曲のようにして演奏した(公演日によってセットは変わったらしい)。 サヴァールはトレブルとバスのヴィオールを使用。トレブルはまるでフィドルのように...

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