「ウェルカム・ホーム」(トード・ザ・ウェット・スプロケット)
Toad The Wet Sprocket/Welcome Home:Live At The Arlington Theatre
ソニー 2005年
なぜか昔懐かし(というほど古くはないが)のバンドのライヴのシリーズが廉価版で出されていて、その中の一枚。
トード・ザ・ウェット・スプロケットは大好きなバンドだった。REMの成功に伴って、フォロワーのカレッジ・バンドが当時雨後のタケノコやカビのようにたくさん出て来たが、彼らはその中の一つのような感じだった。REMの初期のサウンドに似ていて、なんとなく青臭い所があるのも共通していた。
だが、REMがレコード会社を移籍して音が何となく変化してからは、CDは出る度に買うものの熱心に聞かなくなってしまったのに対して、TTWSは独自のサウンドを獲得して強靭な表現を手にして行ったと思う。彼らのCDはほとんど入手して繰り返しよく聴いていた。--というか、今も職場のPCにかけたりして聴いているのであった。
これは1992年に出身地に帰っての凱旋コンサートのライヴ盤らしい。最初は静かだが後半段々と客席が(バンドも)盛り上がって行くのがよくわかる。スタジオ盤のような繊細な味わいは無いが、代わりに荒っぽい勢いが感じられる。
私は全て輸入盤でアルバムを入手していたので、歌詞の内容は正直よく知らなかったのだが、対訳付きで見てみると、暗くて内省的だったり陰鬱だったりするのが多くて改めて驚く。でも、当時はこういうのが多かった(ような気がする)。
当時、カレッジ・チャートを賑わしたようなあのバンドこのバンドもみんな解散してしまって、結局今はREMとU2ぐらいしか残っていないようだ。
寂しいのう( -o-) sigh...(思わず懐古モード)
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