オブレヒト没後500年記念ミサ曲連続演奏会
曲目:ミサ《スブ・トゥウム・プレジディウム》
演奏:ヴォーカル・アンサンブル カペラ
会場:聖アンセルモ・カトリック目黒教会
2005年4月29日
ヤコブ・オブレヒトは1400年代末から1500年初頭にかけて活躍したフランドル(ベルギー)の作曲家。今年は没後500年にあたり様々な催しが予定されている……かどうかは知らないが、記念連続公演の第一回めである。
ちなみに、昨年はビーバーの没後ウン百年だったようだが、クラシック界ではこの手の「没後」とか「生誕後」記念のコンサートをやって景気づけを行なうもよう。しかし、オブレヒトですよっ! こんな頭に超がつくマイナーな作曲家では、誰が知るか~という感じだ。私もCD一枚も持っていない(多分)。
会場が教会とあって、祭壇の前に行ってグレゴリオ聖歌を独唱するなど実際のミサの形式に近づけていたようだ。オブレヒトが作曲したポリフォニーのコーラス部分はとても美しく気持ち良過ぎるので、寝てしまうのではないかと一抹の不安がよぎったのであった。(~_~;)
ミサ曲が悲壮な感じになって行ったのはバロック以降のことで、中世・ルネサンス時代のミサ曲というのはほほんとした悠長な曲調がほとんど。こんなのを聴いていて、当時の人も眠くならなかったのかと思うが、多分合間に司祭の説教が入ったりするから大丈夫なのだろう。(余計眠くなったりして?)
案の定、最終曲のモテットに至って遂に眠気虫の襲来が……。トホホ
この教会は、以前室内楽の公演で来た事があったが、その時はホールの残響が大き過ぎて音がよく聞き取れなかった。しかし、この手の合唱だと神秘的な感じになって大変よろしい。
通し券を買ったので次回も行く予定。
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