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2005年6月 1日 (水)

「コーラス」

監督・音楽:クリストフ・バラティエ
出演:ジェラール・ジュニョ他
フランス2004年

第二次大戦後まもなく、失業した音楽教師が寄宿学校の舎監として再就職。だが、その学校はビンボなワルガキ生徒ばかりであった……。
で、先生は困惑しながらも合唱を教える事で乱暴なガキどもをなんとか取りまとめていこうとする。もっとも、どーしようもない非行少年が転入して来てかき乱したり、校長と対立したりと苦労する--のはある程度、予想がつくような展開になる。

しかし、ありきたりな感動話ではない。非行少年は結局更生できないまま去って行くし、どーっと盛り上がるようなエピソードもない(例えばコンテストで優勝するとか)。主人公の教師も立派な人間という訳でもない。

ハリウッド映画や日本のドラマのような盛り上がりやカタルシスに欠けるこの映画を見せているのは、悪役の校長も含むベテランの役者たちだろう。子役もイキイキしているが、彼らに食われない味のある演技を見せてくれる。

合唱の音楽はラモーの曲が良かった。話題となっているボーイ・ソプラノのモニエ君であるが、私はどーもボーイソプラノって苦手(=_=;) キレイだけど味がないんだよねー。そういう人間にとっては猫に小判ってヤツですかな。

主観点:7点
客観点:7点

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