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2005年7月18日 (月)

レオノール・フィニ展

会場:ザ・ミュージアム

うーん、これはよく分からん--。
20世紀初頭、イタリアの名家に生まれ、パリに出てアーティストたちと交流、華やかなスキャンダルを連発。かと思ったら、今度は島に引きこもって自分の美学に浸った生活を送り……というような生涯でしょうか。
で、ポートレートなぞも見てると「なんか女王様タイプだなー、私とは無縁じゃ」とか思っちゃう。

さらに一生の間に何回かキッパリと画風が変わっている。まことにとらえにくい。
そこで思ったんだけど、この人にとっては絵画は表現活動のごく一部だったんじゃないだろうか。もっと他分野の活動や交流と合わせて見ないと理解できないのではないか。

--というわけで、スコスゴと撤退したのである。

作品の中で面白かったのは、魚の骨を使って作った仮面。これで色が黒っぽければ、まるで『エイリアン』みたいなグロさである。あと、題名は忘れたが、二枚一組の「使用前/使用後」風の絵画作品も。骸骨と花を描いたのは、ちょっとジョージア・オキーフぽかった。


次の展覧会はモローですか。こりゃ、必見! 会期の前半と後半で作品が結構入れ替わるみたいなんで二度行かなければならんかも。『サロメ』の前で思う存分(^Q^;)ハアハアして眺めたいのう~。

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