何も認めるな 誰をも非難せよ
『美術手帖』誌9月号のヴェネツィア・ビエンナーレ特集をを眺めていたら、バーバラ・クルーガーの作品が掲げられている会場入口の写真があった。
クルーガーは短文のメッセージと関係ありそうな無さそうな図版をグラフィックに組み合わせた作品を作り続けているアーティストだが(例:「あなたの肉体は戦場だ」とか「汝の願い全てがすなわち我らへの命令」など)、その写真は斜めの遠方の位置から撮ったものなので、幾つかある文章の中からはかろうじて「神は我が側にあり、彼はそう言った」ぐらいしか読み取れない。
解説記事によると「何も認めるな、誰をも非難せよ」というメッセージもあったという。これを読んで私は、なんだか今のネット状況の一面に当てはまるような言葉だなーと漠然と思った。
えー、まあそれだけの話であります。
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