選挙だよ、全員集合!
Rough Toneさんのブログを拝見してたら「投票日が9.11とは・・・」という記事があって、なるほど皮肉といおうか、逆にもう笑うしかないというか、まさに衆院選投票日は「911」なのであった。
『ヒトラー 最期の12日間』の中に、ゲッベルスの「彼らは自らの意志で望んだのだ。誰も強制したわけではない」(←かなりうろ覚え)という台詞が出てきて、ドイツ国民はほとんど正視に耐えない、いや正聴に耐えない気分になったろう。何を選択するにしても、後世に同じような事を言われないようにしたいものである。もっとも、最悪なのは選びたいヤツが見つからない場合なのだが……。
しかし、ことの顛末は『ヒトラー』よりはSWえぴ3『シスの復讐』の、邪魔者排除&皇帝出現して議会を掌握--に似ていなくもない。ただし、この中でパルパティーンが皇帝となった過程はナチスが権力を握った史実をなぞっているとか。
テレビでは『仁義なき戦い』なんて言ってはしゃいで煽ってるんだが( -o-) sigh... 地上波は信用できないのでもっぱらケーブルTVで情報収集することにしよう。
| 固定リンク | 0
コメント
こんにちは、お久しぶりです
ご紹介ありがとうございます。
歴史的にも、議会の権威が失墜して政治不信が極限に達したとき、独裁、あるいは革命がやってきたんですよね。
「スターウォーズ」旧三部作はエドワード・ギボン「ローマ帝国の興亡」をモチーフにしていると思っていましたが、エピソード1からの新三部作はローマというより、ナチス、あるいは現代社会における独裁権力のカリカチュアに見えなくもないです。おっしゃるように、ルーカスもそれらしいことを言っていますね。
実際解散が決まってからの世論調査で、小泉内閣の支持率がやや上がったなどと報道されているのはちょっと信じがたいものがあります。でもこれを、ワンフレーズ政治にみられるような、一連の衆愚化政策の勝利とは思いたくないですね。
イタリアのファシスタとは異なって、ドイツでナチスは大多数の国民に支持され選挙に勝利し組閣にいたったわけですが、その帰結は全権委任法の制定というドイツ国会の政治的自殺でした。
でも、ドイツ国民がヒトラーに過大な期待をして本質を見抜けなかったという点では責任があるのでしょうが、選挙という手段によって権力を奪取したい、あるいは維持しつづけたい勢力というものは、それなりの事前の準備を行います。
「独裁を実現する方法」特許申請中!(笑)
1.平和を訴えることをまるで売国的であるかのように罵り、
内外に「脅威」という名の敵をつくって憎悪をかきたてる。
2.声高に「正義」を唱え、「自衛のための戦争」をアピー
ルする。
3.多数に属することによる安心感をアピールし、なにかの
シンボルへの忠誠というかたちで、エセの「愛国心」を増
幅する。
4.政権批判を反国家的と断じ、批判者を擁護する者があれ
ば、それも攻撃対象となる。権力の子飼いたちがあらゆる
誹謗中傷を流し、正当な言論活動を妨害する。
5.政権を批判するものたちに対しては、謀略その他の手段
を用いてあらゆる希望を失わせ、テロリズムへ追い込み、
彼らへの国民の支持を失わせる。
投稿: Rough Tone | 2005年8月11日 (木) 09時45分
すみません、トラバする記事間違えました。
消してくださって結構です。
投稿: Rough Tone | 2005年8月11日 (木) 09時47分
Rough Toneさん、最初のトラックバック消しました。コメントもありがとうございます。
これから粛正と懐柔の季節ですかねえ……。仲間と思っていた者に突然背後から撃たれる--って、これまたSWえぴ3と丸きり同じではないですか。やっぱり「ルーカス、あんたはエライ!」と誉めなければいけないのかも知れません。
と思ってたら、今度は「刺客」の件で映画『あずみ』まで登場。これに対抗するには『兵隊やくざ』ぐらいしかないか(-o-;)
投稿: さわやか革命 | 2005年8月11日 (木) 22時38分
http://plus.hangame.co.jp/browse/db_detail.php?dir_id=410&docid=10206
計画的みたいです。
投稿: itochan | 2005年8月30日 (火) 14時00分
おお、ご一報ありがとうございます。
「ようやるよ」としか言い様がないですね。それにしても、リンク先のコメントでも指摘されてますが、ヤマタクの発言はヒンシュクもの。英訳されて米国で流されたら大変でしょうなあ。
投稿: さわやか革命 | 2005年8月30日 (火) 21時09分