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2005年11月29日 (火)

エマ・カークビー&ロンドン・バロック:眠気虫襲来に敗退す

「バロックの2大巨匠、バッハとヘンデル」
会場:浜離宮朝日ホール
2005年11月17日

ロンドン・バロックは元々大好きなグループである。彼らは過去にも何回かエマ・カークビーと共に来日しているが、彼女はコンソート・オブ・ミュージックでルネサンス音楽の唱法に一大旋風を巻き起こし、一世を風靡したソプラノ歌手。その頃は良かったんだけど、どうも年取ってからは歌い方のクセが気になって正直あんまり好きではない。

--ということで、あくまでもロンドン・バロックを聞く事を主眼にして発売から二、三日後にぴあでチケットを買おうとしたら、もう後ろの方の隅っこが一つ空いているだけじゃにゃあの! いくらなんでもこんな事は今までなかったのにどういう訳じゃ(?_?)
と思ったら、なんと数年前にヘンデルの「新発見曲」として喧伝された『グローリア』が演目に入っている。エマ・カークビーはこれを世界初録音しているのだが、これを目当てにどうもチケットが売れたらしいのだ。

さて、当日は満員御礼。おまけにテレビカメラまで入っている。スゴイもんである。
一曲めはCDで聴きまくってたバッハの『トリオ・ソナタ』(本来はオルガン曲であるのを弦楽用に編曲したもの)である。
が、なぜかCDでは感じられた溌剌としたものがなかったのは残念。おまけにC・メドラムのチェロが調子悪いらしくて何度も弦を直している。

その後、カークビー登場。『アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳』から小曲を3曲披露。軽く手慣らしというとこか。
ただ、席が奥の端ということで、古楽向けのホールだと思うのだが、なんとなく音が遠過ぎてダイレクトに感じられなくてはがゆい。もっと近くで聴きた~い、とヒシと感じる。

だが、会場に着くまでの一時間十五分ほどほとんど電車で座れなかったためか、前日(タブラトゥーラの公演)と連チャンになって疲れたためか、クラシックのコンサートの大敵である眠気虫がワラワラとわき出して私に食らい付いたのであった!
私は必死にホールズののど飴の中で一番刺激の強いのを舐めながら必死に「眠気虫退散」と唱えたが全く無駄であった……。そして私の意識は奈落の底へ吸い込まれていったのである。

休憩の後もモーローとして折角メドラムがガンバを弾いてくれたのに、それも頭の中がモヤモヤしたまま終わり、肝心の『グローリア』までそんな感じであった。
アンコールのヘンデルのアリアは清冽な感じで良かった--って、今ごろ覚醒しても遅いっちゅーの(>_<)

「ちぇっ、好きなアーティストのときに限ってこれだよ」と私はうなだれて小石を蹴飛ばしながら帰ったのであった。(v_v)ションボリ

なお、近くに座っていたカップルが曲間に、デジタルカメラで、それもフラッシュたいて舞台を撮ったのには驚いて口アングリ状態。注意した会場係のおねーさんが休憩時間に同僚に「まったくデジタルカメラなんかで--」とブツブツ愚痴っていたが、同感である。


【関連リンク】
こちらでもっとちゃんとした感想が読めます。
庭は夏の日ざかり

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