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2005年11月20日 (日)

ようやくあのファンタジーの映画化が本決まりに

「allcinema ONLINE」の11月17日付けのニュースでフィリップ・プルマンの『ライラの冒険』シリーズ(新潮社)の映画化が本決まりになったのを知った。
以前から映画になるというのは聞いていたが、映画化権が売れただけではホントに映画になるかどうかはアヤしい業界ゆえ、半分忘れかけていたが、一作目の公開予定日も決まったもよう。(もっとも残りの二作がどうなるかは……(?_?;)

設定・ストーリーからしてCGをバリバリ貼り付けた映画になるのは明らかだが、さらに舞台が平行世界で複雑極まりない。よほど脚本がうまくないと訳ワカラン作品になるのは必至だろう。私なんか原作でも訳ワカラン状態になっちゃったぐらいでして(^^ゞ

ファンタジー・ファンには嬉しいニュースであるが、個人的にはロイド・アリグザンダーの『プリデイン物語』の真っ当な映画化を望みたいもんである。なおついでに個人的な意見を言わせてもらえば、ジブリ・アニメの『ゲド戦記』は絶対に見たくない。

さらについでだが11月16日付けのニュースにある、早くも予告編が流れたというテリー・ギリアムの次作がなにげにスゴイではないの。

母の死後、ヤク中の父と何もない人里離れた南部の田舎の家へと引っ越した11歳の少女ジェライザ=ローズ。やがて父は椅子に座ったまま動かなくなり、ジェライザ=ローズは近所のちょっとグロテスクな姉弟と奇妙な交流をしながら、頭だけのバービー人形を指にはめ、空想の世界で戯れる――。

こ、これは見たいぞ、絶対見てみたいぞ(^^;) 恐いもの見たさってやつですか。

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コメント

 こんばんは〜
 さらについでのネタに反応して申し訳ないのですが、テリー・ギリアム、私も観たいぞ!!! これは、『ブラザーズ・グリム』のパンフに載ってた、珍しく順調の進んでいる『Tideland』というやつのことでしょう。パンフの「11歳の孤独な少女の屈折した空想と現実の世界を描いている」という説明じゃピンとこなかったけど、この紹介を読むとゾクゾクします。
 『ライラの冒険』シリーズは原作を持ってるのによんでないんですよ〜
 ところで、『ナルニア』の予告編が映画館で流れていました。やっぱりちょっとだいぶ不安……

投稿: しの | 2005年11月27日 (日) 04時22分

しのさん(^^)/
『タイドランド』は角川から翻訳出てるんで、読みたくなって注文しちゃいました。楽しみー。
『ライラ』はねえ--私はリアルタイムで読んでたので各巻の間が開き過ぎて訳分からなくなってしまいました。イッキ読みの方がいいかも。一応児童書扱い?ですが、結構読みにくいのは確か。
『ナルニア』はもろ『ロード・オブ・ザ・リング』ですなあ。「はて?あんな大戦争の場面あったっけ」と思い出そうとするも、すっかり忘れてますね。

投稿: さわやか革命 | 2005年11月27日 (日) 23時20分

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