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2006年1月18日 (水)

「日本インターネット映画大賞・外国映画部門」に投票する

昨年までニフティのパソ通の方の映画フォーラムで「ニフティ映画大賞」というのに年間ベスト作品を投票していたのだが、それが今年はパソ通が終了したこともあって、上記のようなタイトルで広く募集を始めたもよう。詳しい事や去年の結果など知りたい人はこちらを見るべし。
で、私もブログを通して投票することにした。映画のタイトルのリンクは自分の書いた感想へのリンクである。
なお、恒例(?)の特別賞・ワースト賞は長くなってしまうので後で別記事としてアップしたい。


 投票部門:外国映画

 [作品賞投票ルール]
 ・選出作品は5本以上10本まで
 ・持ち点合計は30点
 ・1作品に投票できる最大は10点まで

【作品賞】(5本以上10本まで)
  「ヒトラー 最期の12日間」  5点
  「ある子供」          5点
  「バットマン ビギンズ」     4点
  「亀も空を飛ぶ」        4点
  「バッド・エデュケーション」  4点
  「ベルリン・フィルと子どもたち」 2点
  「ザ・インタープリター」    2点
  「ティム・バートンのコープスブライド」 2点
  「ブレイキング・ニュース」   2点

【コメント】
やはり一年の前半に観たのはどうしても不利になってしまう。『レイ』なんて、もう大昔に観たような気が……(大袈裟)という感じだもんね。
『ヒトラー』は、あくまで『アレキサンダー』みたいな「伝記もの」と同様のフィクションとして評価している。ドキュメンタリー映画じゃないんだからさ。
『ザ・インタープリター』は滅亡寸前の社会派サスペンス枠として大甘評価で入れた。
ドキュメンタリー枠は『ライトニング・イン・ア・ボトル』を考えたが、音楽ものは音楽自体の良さと映画自体の出来を区別しにくいのでパス。あえて肝心のステージ自体をほとんど見せなかった『ベルリン・フィル~』の方を選んだ。
今年は観たのが少なくって無念だったアクション映画枠は、同じテンコ盛りでも食後に消化不良を起こす『シン・シティ』より『ブレイキング・ニュース』を選定。


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【監督賞】              作品名
   [ペドロ・アルモドバル] (「バッド・エデュケーョン」)
【コメント】
普通は作品賞で一番に挙げている作品の監督を選ぶものだろうが、今回はあえて彼にした。エグいケバいエロいの三連発に派手な色彩、ハチャメチャな展開、そしてラストの「純愛」とくれば、おお、まるで最盛期のケン・ラッセルじゃないですかっ。この路線でこれからも頼む。

【主演男優賞】
   [ブルーノ・ガンツ] (「ヒトラー 最期の12日間」)
【コメント】
映画ではほとんどない事だが、ナマの芝居で役者の身体から直接発せられているある種のエナジーがスクリーン上の彼から感じられた。鬼気迫る、とはこの事ですかね。

【主演女優賞】
   [ジュディ・デンチ] (「ラヴェンダーの咲く庭で」)
【コメント】
作品自体はなんだが、ラストで思わず一緒にもらい泣きしてしまった。海千山千のオバハンのはずなのに、まるで大昔の少女マンガのヒロインのよう。役者っつーのはスゴイもんです。

【助演男優賞】
   [ピーター・サースガード] (「ニュースの天才」)
【コメント】
今回一番選定に迷った部門。順当なら『シンデレラマン』のP・ジアマッティだろうけど、今イチ物足りんのでこちらに。無言の背中に大いなる怒りを感じた。

【助演女優賞】
   [コリンナ・ハルフォーフ] (「ヒトラー 最期の12日間」)
【コメント】
才色兼備・良妻賢母にして鬼子母神の如く自分の子どもをガシガシと食らう。この恐るべき母親像をまったく矛盾なく演じている。素晴らしい。思わず澁澤龍彦の『世界悪女物語』を再読してしまった。

【新人賞】
   [ニルス・ミュラー] (「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」)
【コメント】
こんなに人を落ち込ませる映画を作れる人間はある意味すごい!--ということで、新人監督さんに。


【追記】
肝心の「日本インターネット映画大賞」のHPとブログにリンク付けるのを忘れてたので修正。

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コメント

 日本インターネット映画大賞へのご投票ありがとうございました。これで投票は受理されました。発表は1月下旬を予定していますので、楽しみにお待ちください。

投稿: 日本インターネット映画大賞 | 2006年1月19日 (木) 18時51分

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