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2006年1月29日 (日)

「めざめよ、甘美な愛」:なぜか合唱が今イチ

ダウランドからパーセルにいたるイギリスの音楽
演奏:ムジカマーノ
会場:ハクジュホール
2006年1月18日

ムジカマーノとはスウェーデン出身のリュート奏者ヤコブ・リンドベルイが自国の音楽家を集めて主宰しているグループ。
今回、初来日でモンテヴェルディの歌曲のプログラムで各地を公演していたが、この日だけはイギリスものをやるというので、こちらを選んで行ってみた。

内容はルネサンス期の英国代表であるダウランドからバロック期のパーセルまで様々な作曲家の歌曲を演奏。間にリンドベルイのリュートとキタローネの独奏を挟むという構成である。タイトル通り、ほとんどは恋愛の歌だ。
舞台の真ん中に楽譜台代わりの小さなテーブルを置いて、それを前にして伴奏するリンドヘルイの両側にバス・テノールの二人とソプラノ二人が立って歌う。曲によって独唱だったり、掛け合いだったり色々である。

個々の歌手はすごくうまいという印象で、特に二人のソプラノは非常に美しい声だった。が……なぜか全員の合唱になるとバラバラな感じでまとまりがない。なんだか響きがデコボコしている。
クレマン・ジャヌカン・アンサンブルの時もそれぞれの歌手は極めてうまかったが、同時にアンサンブルとしても完璧な響きを聞かせてくれだ。これは別に男声だけだから、という訳ではないと思うんだが--。コーラスを実際にやってる人にどう思うか聞いてみたいものだ。

これだったら、オペラの曲を振りも付けてやってくれたというモンテヴェルディ公演に行った方が良かったかも知れない。ちょっとガックリ来たコンサートだった。

曲は『ハムレット』の有名な「生きるべきか--」のくだりをそのまま歌にしたのが面白かった。
それから、キタローネ(低音用の長~い弦がついてる)というのは縦にすると人の身長ぐらい長いのねー。間近に見て驚いた。まあ、私の身長だと完全に端まで手が届かないでしょうが(^o^;;;;;; 解説に「拷問台と間違われた」とあるのには笑ってしまった。

最後に文句。この日は五人しか出演しなかったのに、プログラムにはモンテヴェルディに出た九人全員の名前が載っている。これじゃ、どの歌手が出たんだか分かんないじゃないの。しかも、宣伝のチラシにはちゃんと五人だけの名前になっているのにさ。金出して買ってんだから出演者名ぐらいちゃんとしてくれ~。

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