「古歌 イタリア」:簡素な歌の世界に感動
ダヴィンチの時代からモンテヴェルディへ
演奏:波多野睦美、つのだたかし
会場:ハクジュホール
2006年2月24日
つのだたかしがプロデュースする古楽演奏会シリーズの第1回だそう。これから色んな歌手と組んでハクジュホールでやるらしい。
で、最初は長年組んで来た波多野睦美と手始め、ということか。
プログラムは時代順に構成、中世からルネサンス、休憩が入って後半はバロックの歌曲へと続く。つのだたかしは前半はリュートで、後半テオルボに持ち替えていた。
作曲家はジョスカン・デ・プレやモンテヴェルディは有名だが、ランディーニ、トロンボンチーノ、フレスコバルディあたりはまだしも、アンブロジオ・ダルツァとかバルバラ・ストロッツィなんて聞いたことありません(^^?)--てな人まで登場。
波多野さんの声はハクジュホール全体にビンビンと響き渡り、会場を支配したのであった。独りでも十人分ぐらいの迫力あり。さすがです
彼女の訳した歌詞の抄訳がパンフに載っていて、これもよかった。
時代順に通して聴いてみると、やはり私はこういう独唱曲では中世・ルネサンスの方に惹かれるなあ、とつくづく感じた。歌としてはバロックの方が劇的なんだけどさ。
近くに口の中で変な音を立てる中年男性がいて参った。音楽の方が静かだからそんな音でもよーく響いてくるんだよね。( -o-) sigh...
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