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2006年7月 2日 (日)

「Vフォー・ヴェンデッタ」:なにげにオヤヂ萌え映画

監督:ジェイムズ・マクティーグ
出演:ナタリー・ポートマン、ジョン・ハート他豪華オヤヂ陣総出演
イギリス・ドイツ2006年

コンサートの感想をリアルタイムでなるべく早く書こうとしてたので、すっかり映画評の方がお留守になってしまった。見てからだいぶ経ってしまったのもあるので手短に書いていきたい。

いつの間にか「兄弟」が「姉弟」になってしまった(^^;)ウォシャウスキー・コンビの製作によるコミックスの映画化。
内容がテロリスト肯定みたいな感じなので完成・公開までいろいろあったらしい。しかし、全く煮えきらなかった『マトリックス』三部作の悪印象を払拭してくれるに違いない!と期待して行ったんだけどねえ……。

近未来--じゃなくて平行世界か?の独裁体制下のロンドンの夜をお騒がせする仮面の怪人V。その騒動に巻き込まれた放送局に勤める娘っ子は彼に関ることに。
だが、非情なテロリストを描いてくれるかと思ってたら途中から話が腰砕けになってしまった。だって、Vがヒロインにしたことは明らかに洗脳のはず。それを無にして恋愛話のお涙頂載に持ってくというのはどーにも納得できねえ。
これじゃ原作者のアラン・ムーアがクレジットに名前載せるの拒否したというのも当然か。原作の粗筋の方が面白く思えちゃうのは困ったもんである。

物語は結局のところ民衆が自然と一丸となって圧政者を倒す事に成功するわけだが、逆に明日は革命家を縛り首にする側に回っちゃうんじゃないのとも感じた。まこと民衆とはいい加減なもんである。

さて、それに関係なくこの映画の注目点は主要人物に若い男優がほとんど登場して来ないこと。明らかにヒトラーを模した独裁者のジョン・ハート(かつては『1984』で抑圧される被害者役だった事を考えるとこのキャスティングには笑える)、仮面で素顔を見せないけど悲哀を感じさせるVのヒューゴ・ウィービング。フライパンで目玉焼きトースト(?)焼いたりしてとってもお茶目な所も良し。それからスティーヴン・レイは最初見た時は贅肉が付き過ぎてブヨブヨしてるなんて思っちゃったが、段々とそのショボくれ具合がカッコよく見えてきてス・テ・キ(*^^*)

ということで、実はカッコええオヤヂ萌え~な方々には必見な映画なのであった。

家へ帰ってVがかけてたジュリー・ロンドンのレコード(もちろんビニール盤)を引っ張り出して聴いてしまった。超ク~~ルです。


主観点:6点
客観点:7点

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