バッハ・コレギウム・ジャパン第73回定期演奏会:「ブラボー」は日本語でもやっぱり「ブラボー」
ライプツィヒ時代1725年のカンタータ5
会場:東京オペラシティ コンサートホール
2006年7月27日
最初は最低の状態だった……。
だが途中からなんとか持ち直した!
--と、書くとまるでBCJの演奏が最初ひどかったように思われるだろうが、実はこれは私自身σ(^-^;)のことを書いたんである。
ここ数ヶ月、更年期障害がもうひどくてひどくて、この日もそうだった。なんか頭の奥がボーッと痺れたような状態でモーローとしていた。
で、コンサートの前に映画を観てきたのだが、ボーッとしてると人間関係やら何やら分からなくなってしまうような調子だった。そして復調しないままオペラシティへ。
というわけで、冒頭のオルガン曲とカンタータ1曲目のBWV128についてはどうか聞かんででくれい(>_<) もうほとんど何も覚えていない。
2曲目(BWV176)になってようやく開始前に摂取したコーヒーのカフェイン(と、ついでにケーキ(^^;)が効いてきたのか、頭の中がハッキリしてくる。
冒頭の合唱曲がテキストの内容に合わせたのか、鋭い感じで印象に残った。普段はチェンバロを新人さん(?)が弾いているのをレチタティーヴォになると鈴木(兄)が座って弾き振りする、という昔のスタイルに戻っていた。
3曲目(BWV87)は冒頭合唱がなくていきなりバスのアリアで始まる。5番目のアリアのバスも良かった。オーボエ2本とチェロだけが伴奏なのだが、鈴木(弟)のチェロのフレーズの音色がこりゃたまらん \(^o^)/
ラストの(BWV74)はトランペットも入って極めて祝祭的な感じの曲。3曲目もそうだったが、テノールの櫻田亮が超が付く熱演。この日は外国人テノールの代役だったらしいが、祝祭的な曲調に合わせて晴れ晴れとした明晰な歌いぶりでピッタリはまっていた。
というわけで今回は櫻田さんの活躍が目立ったが、代わりにカウンターテナーのロビン君が声の調子が悪いらしく、中音部がかれてしまってパッとしなかった。
それからふと疑問に思ったのだが、オーボエの三宮氏(&尾崎さん)てどこのグループのコンサートでも、バロックオーボエというと登場しているような印象で引っ張りダコみたいなんだけど、他の人はいないんか?
【関連リンク】
他のブログから
「フーゾクDXの仕事の合間に小一時間」より《【またまた】BCJ第73回定期演奏会【やって来ました】》
「Faisons volte-face !」より《魅せられる悦び ―BCJ第73回定期演奏会》
「ooOOoO clapier oOOooOo」より《[音楽]BCJ@オペラシティ》
櫻田さんについての感想が逆なんでちとビックリ。座席の位置によって、聞こえ方が違ってくるのかしらん?
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