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2006年11月27日 (月)

鈴木秀美「バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲演奏会 第2夜」:どうして二分間しかもたない楽器を使うのか--その回答がこれだっ

会場:東京文化会館小ホール
2006年11月24日

早いものであっという間に一か月経過。鈴木秀美の無伴奏チェロの第2夜がやってきた。今回は偶数番の曲を演奏。
客は……前回よりも減っていたような気がするんだがどうなんだ。おまけに前半が終わって帰っちゃったヤツも結構いたのはなぜだ!
この日はメリハリ重視というか、舞曲としてのリズムが耳についた。特に第2番なんか踊りだしたくなっちゃうくらいであった。
それから、アンコールで第6番のチェロピッコロをそのまま使って無伴奏ヴァイオリン・ソナタを演奏したのが、とてもよかった。ヴァイオリンで聴くのとはまた違って非常に新鮮な印象で引き込まれてしまった。

アンコール曲の前に、気候の関係で調弦しても2分間しか持たない、という話を鈴木秀美がすると客席からは一斉にほーっとため息というかざわめきが漏れた。今の時期の日本は乾燥がひどいらしい。

前回のネット上の感想に「エンドピンがないのに驚いた」というようなのが幾つかあったのを知ってか知らずか、配られたリーフレットのご当人の解説は、楽器の変化のことであった。エンドピンやガット弦や弓のこと、そしてそれらの変化が音楽の本質の変化でもあったことなど。
「明瞭な発音と音のシェイプ、光と陰、他の楽器と互いに融合する音色など、数多くの代価を払って、現代の楽器は大音量と安定性、均質性を手に入れたのだが、ときに人はそれを「進歩」と呼ぶ。」
--と、結構辛辣な事が書かれております。

さて、チラシを見ると1月のサントリー音楽賞受賞記念コンサートでも無伴奏の1番を演奏するらしい。サントリーホールの大ホールで……古楽器のチェロの独奏がどの程度の大きさで聞こえるんだろか?

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