「ヘンデル・オラトリオからのアリアと重唱の夕べ」:あとは本番待つのみ
出演:キャノンズ・コンサート室内合唱団他
指揮&解説:三澤寿喜
会場:日本福音ルーテル東京教会
2006年12月8日
毎年、この時期になると「ヘンデル・フェスティバル・ジャパン」というのが開催される。今年は4回目だが、毎回ヘンデルのオラトリオの上演とそれに関係した企画コンサートが行なわれる。前回は『ヘラクレスの選択』がとっても良かったー。
今回のオラトリオは来る1月14日に『ヘラクレス』を予定。で、この日はその前哨戦と、バックの合唱団のメンバーが様々なオラトリオから選んでアリアを歌うという趣向。
まあ私のようなトーシロが聴いても色々な人がいたというか--まだ学校出てからそんなに経ってないような初々しい人もいれば堂々としてる人もいるし、声量と技量も様々なような……。まあよくわかりませんが(^=^;
また、指揮者(本業は学者らしい)の話がよく聞こえなくて参った。「マイクを用意しようと思ったが……(その後が聞き取れず)」とにかくマイクなしで、小さい声でしかも早口で喋って、他人に聞かせる気があるのかゴルァと言いたくなったのは確かである。
さて、さすがに終盤に近づいてきて私のニブイ頭の中にようやく疑問が浮かび上がってきた。「もしかして--これってウチワの発表会じゃないのかしらん(?_?;」
そう考えると、受付がなんだかモタモタしてたのも納得だし、客同士が顔見知りなのがやたらと多いようなのもさもありなん。はっきり言って私みたいな客は無関係なのかも知れない。
私はよく内容もチェックしないでチケットを買ってしまうので、時々ウチワの演奏会に行ってしまう事があるが、今度からちゃんと注意するようにしなくては。
でもまあ、小さな教会で多人数の合唱を聴くとさすがにド迫力で、そういう点では良かった。
あと、楽器を演奏してた人たちはオラトリオの時のメンバーとは違っていて、オルガンの人(先日サントリーホールのレクチャーコンサートでパイプオルガンを弾いてた)以外は知らない若い人ばかりだったが、達者で安定性があった。ただ、気候のせいかチェロは弦の調子が悪くて悪戦苦闘していた。
このチェロの男性の経歴を眺めていたらずっとモダン畑の人らしくて、「へえ、モダンと古楽と両方やるのか」と思ってたら、よくよく見るとチェロにはしっかりエンドピンが付いていた……のは秘密である。
前に二回、この会場に来た時に体調が悪くてマイッタが、今回も風邪で熱が後半になって上がってきたようでひどかった。宗旨は違えど親の仏壇にもロクに手を合わさぬ不信心が見抜かれたか、どうもここの神様とは相性が悪いようだ。
ともあれ、1月14日が楽しみであるよ。(^^)
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