2006年度映画大賞・番外編
番外編の発表をいたします。
【最強邦題賞】
『あるいは裏切りという名の犬』
よくぞ!こんなタイトルをでっち上げたと感心した。この題名だけでフラフラと映画館に吸い込まれてしまったある種の客が少なからずいるはず。
【最優秀ヘンタイ監督賞】
デヴィッド・クローネンバーグ(『ヒストリー・オブ・バイオレンス』)
ヘンタイの魂百までも、とはよく言ったものである。
【最優秀弟分賞】
キリアン・マーフィ(『麦の穂をゆらす風』)
彼も弟役がよく似合うタイプであろう。
【最優秀兄貴賞】
カム・ウソン(『王の男』)
兄ィ振りに男も惚れるって話--ぢゃなーい!
【最優秀妹賞】
アビゲイル・ブレスリン(『リトル・ミス・サンシャイン』)
異議な~し。
【最優秀オヤジ賞】
『Vフォー・ヴェンデッタ』に御出演のオヤヂな方々
【最優秀動物賞】
ブタのウィルバー(『シャーロットのおくりもの』)
丸焼きにして食べてしまいたいぐらいの芸達者。『オリバー・ツイスト』のワン公を僅差で退けた。
【最優秀車賞】
ライトニング・マックイーン(『カーズ』)
鼻持ちならないヤツを熱演。ま、もともと車に鼻はありませんが。
【号泣映画賞】
『イノセント・ボイス』
いやー、これほど号泣したのは久し振り。映画館がすいてて回りに人が座ってなくてヨカッタヨカッタ。
【残念無念賞】【最多ラブシーン賞】【最優秀銃撃戦賞】
『マイアミ・バイス』
オリジナルTVシリーズのファンには無念さもひとしおの出来。しかも、長くてくどいラブシーンがこれでもかと続くのにはあきれるのを通り越した。
しかし、ラストの銃撃戦はやはりお見事! 何度でも見たいぞ。他の追随を許さぬ境地である。次作は「銃撃戦祭り」でお願いしたい。
【衝撃場面賞】
『隠された記憶』
もちろん「衝撃のラストカット」ではなくて、中盤の「あの」場面ですね。映画館中がなにやらジト~とした雰囲気になった。
【ちゃぶ台ひっくり返し賞】
『ダ・ヴィンチ・コード』
「ちゃぶ台ひっくり返し賞」とは見終って、あまりの結末に思わず「なんじゃ、こりゃ~。観客をなめとんのか!」(ノ-o-)ノ ~┻━┻ガシャーン と、ちゃぶ台をひっくり返したくなる気分になる映画に与えられる栄光ある賞である。
去年は該当作無しだったので、今年はあって良かった(*^^*)
【ワースト賞】
『ミュンヘン』
なまじ社会派系エンタテインメントとしてはよく出来ているだけに、この不甲斐なさに、ええい腹が立つ(`´メ) 終始、主人公が何考えてるんだか全く分からないのはどういう事よ。ま、きっとスピルバーグはそれを描きたくなかったんでしょうねえ、としか言いようがない。だったら最初から作るな~。
おまけに終盤近くの「突撃ベッドシーン」には当惑&苦笑……。
次点:『クラッシュ』
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