山岡重治 リコーダーリサイタル:謎のふいご係に注目せよ
ハートフェルトコンサート vol.72
会場:東京オペラシティ リサイタルホール
2007年5月13日
様々な国と時代のリコーダー曲(フルート用もあり)を様々なリコーダーを取っ換え引っ換えして聞かせてくれる企画。もちろんピッチも各々異なったりする。
初期バロック・イタリアのフォンタナ、フランスはオトテール、フィドリールなど。曲ごとに山岡氏が曲とリコーダーの解説をしてくれる、という親切なコンサートである。
同じ種類のリコーダーでも象牙を使ったものと木材だけのものは微妙に音の響きが違うなど、トーシロにはよく分からない範囲まで実演して見せてくれた。
この楽器の持つ豊かな音世界と歴史を実感できましたです、ハイ。
小・中学校の時に吹かされたあのリコーダーとは別物の楽器だと思うことにしよう。
脇を固めるのは、ガンバが奥さんである平尾雅子、チェンバロ&オルガン上尾直毅、リュート金子浩というメンツであった。
あ、あと一人オルガンがふいご式で、そのふいごを動かす謎のおぢさん(後でオルガンの制作者と判明)もいた。ふいごが付いていても、今は電気で動かしているというのは見たことがあるが、実際にふいごを使っているのは初めてだった。ちょっと驚き。
ところで、会場を近江楽堂と間違えて行ってしまい、片付けをしていた係の人に「5時からならリサイタルホールじゃないですか」と言われて初めて気付いたというドジを踏んでしまった(^^ゞ
道理で以前チラシを眺めていて、「3時から前田りり子のコンサートがあるのに5時からなんてハードスケジュールだなー、近江楽堂」などと思ってしまったわけだよ。
ところで、結局五月のコンサートはこれ一つとなるもよう。
なんで、みんな六月ばっかりに集中してやるのよ(泣) 梅雨でジトジトして楽器の調子も悪そうだっつーのに。BCJのレクチャーコンサートの案内が来たけどとても行けません。もし行ったら一週間のうち6日間コンサートというムチャクチャなスケジュールを、私にしろとでも?
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