目白バ・ロック祭りだ、ワッショイ!その7
バロック・オーボエの愉悦~ドレスデン宮廷の響き
演奏:アンサンブル・ヴィンサント
会場:目白聖公会
2007年6月22日
アンサンブル・ヴィンサントはオーボエの三宮正満がリーダーのグループ。メンバーはBCJなどでもおなじみの面々だ。
この日のプログラムはドレスデンの音楽家の曲で、しかも珍しくて難曲ばかりとのこと。ファッシュ、クヴァンツ、ピゼンデルあたりは知ってるが、カリファーノなんて全然知らんぞー(^^;
第1曲めはそのカリファーノの曲で、第2オーボエの尾崎温子とステージの両側に向かい合う形で演奏。だが、第2楽章に入る合間に、な、なんと(!o!)派手なケータイの音が鳴り響いたのであった。
たちまち美しいステンドグラスの下にみなぎる殺意~、と言いたいところだが、実際には客席とステージ上に脱力的トホホ感(+_+)が充満したのであった。
なぜ、なぜ神は教会でこのような暴挙を見逃されるのでありましょうかっ! 神も仏もねえ~とはこのことだいっ。
まあ、その後も何事もなかったかのように演奏はサクサク進み、3曲めは演奏する本人もこれまで聴いたこともないというほどに珍しい、ファッシュ作ファゴットのためのソナタであった。先日のBCJでもやってた功刀貴子が熱演。
後半のピゼンデルのヴァイオリンソナタは華麗に弾きこなしまくったという感じ。さらにその後のゼレンカのソナタでも、オーボエとヴァイオリンが力強くかつ華やかなかけ合いを披露してくれた。
全体的に、飽きがこないように色んな編成の曲をうまく配列したプログラムだったと思う。充分に楽しめたコンサートであった。
翌日は、この日とは反対に名曲ばかり集めた公演をやるとのことで、アンコールでその中のパッヘルベルのジーグを演奏してくれた。思わず、次の日も行きたくなってしまったが、そうなると恐怖の4連チャンになってしまうので、じっとガマンしたのである。
ところで、この日は気温はそれほどでもないが、湿度が恐ろしく高くてジメジメしていた。またエアコン止めるんだろうと思って覚悟して行ったら、なんと多少のノイズは仕方ないということか、エアコンが付いていて涼し過ぎるほどだった。助かったよ……。
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