戦争を作って売る時代
朝日ニュースターでやってる「デモクラシーNOW!」を見た。4月からこちらで放映が始まった米国の社会問題を扱う番組である。ちゃんと見たのは初めてだったのだが、非常に面白かった!
初めから4分の3は『ブラックウォーター 世界最強の傭兵軍団の勃興』という本(日本では出ていないもよう)を出したジェレミー・スケイヒルのインタビュー。
ブラックウォーターとは米国にある民間軍事会社の一つで、イラクで活動している二百社近い中ではトップにいるという。この会社の成立経緯から首脳陣のことや4人の社員の死亡事件(非常に大きなニュースになって映像も流れた)のことまで早口で喋る喋る--字幕は半分ぐらいしか訳せなかったんじゃないかと思うぐらい。
残りの4分の1はナオミ・クラインの、同じ題材による講演の一部。
この二人の話を合わせると、もはや死の商人のように戦争当事者に武器を売りつけるというような、戦争をネタにして儲けるレベルではない。戦争を起こして利権を吸い上げ、当事国の根幹に係る体制を変え、収奪するのである。何せブラックウォーターには政府の高官が副社長になってたりするのだ。戦争もやりたい放題だ。しかも軍事会社を規制する法律はないに等しいというのである。
平和じゃ儲からない、常に戦争が必要なご時勢なのであ~る(=_=;
【関連リンク】
「デモクラシー・ナウ!」日本サイトより
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