チュー年女はネットなんかやらないんじゃないの
《ふぇみにすとの雑感@シカゴ》より「マスコミ学会ワークショップレポートと感想」
ここで取り上げたいのは「3)フェミニズムのプレゼンス能力の低下」に関連することなんだが、現在の「フェミニズム」を担っている中心世代がどこら辺だか分からんけど、少なくとも四~五十代のチュー年女のネット化率は低いんじゃないかと思う。
お前の知り合いだけの狭い範囲内で決めんじゃないと言われそうだし、正直統計があったら私も見たいところだが、同年代の知り合いで自分でHPやブログやっているという人はヒジョーに少ない。
それどころか常時特定のブログなどをチェックして見ている者さえ少ない。ネットは何か知りたい時に検索して使うという程度のようだ。
先日、五十代の知人女性二人と喋っていて、うっかり私がブログをやっているともらしてしまったら、一人は「ブログなんか全然見ない」と言い、もう一人は「私も絶対見ない。そんなもんやってるの」と軽蔑の眼差しで見られてしまったのだよ。
そこで、私はもう絶対にリアルワールドの知人友人にブログをやってるなどというのは絶対に口外すまい、と心の中で誓ったのである。
恐らく、彼女たちにとってはネット上の言説自体が無価値で軽蔑に値するものなのであろう。後者の女性などは「ブックマーク」や「お気に入り」さえ使用しないという。「じゃあ、毎回ヤフーで検索してるの」と尋ねたら、そうだと返事が返ってきた。いや、まあそりゃ勝手ですけどね。
もちろん、彼女たちはフェミニズムに興味がないというタイプではない。フェミニズム本は読んでいるし、社会問題には大いに興味はあるし、職場の組合では役員もやってるし、若い頃には大学のデモにも熱心に参加してたそうだ。
しかし、これだけネットに拒否感を持ってるんじゃそこで情報や意見を公開するなんてことはしないだろうし、また公開されているのを見たり読んだりもしないだろう。
さらに「2ちゃんは厨房のすくつ」とか思い込んでいても仕方ない。
ということで、今の四、五十代が養老院に一掃されてもっと若い世代のフェミニストが中心になれば変化も起こる--かもだ。
【関連リンク】
こちらにも報告ありました。
《ジェンダーとメディア・ブログ》より「マスコミ学会ワークショップ報告その1」
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