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2007年7月10日 (火)

「ザ・シューター/極大射程」:さて、ここで問題です。主人公は全部で何人殺したでしょう?

監督:アントワーン・フークア
出演:マーク・ウォールバーグ
米国2007年

キアヌ・リーブス主演で作られると長い間伝えられてきたが、結局M・ウォールバーグになって完成。
最初、聞いた時にはちと驚いた。既に『ボーン・アイデンティティー』がヒットしてて、しかも主役のマット・デイモンとウォールバーグはなんとなくタイプが似ているじゃあ~りませんか。大丈夫か?

結果は……可もなく不可もなく。1000円サービスデーに行けば腹も立たんというところだろうか。
『ボーン~』シリーズ同様シリアス一本やりでクスリとも笑える部分がないのはチトつらい。かといって、60年代後半~70年代のアクション名作群みたいな重厚さはないから一本調子になっちゃう。
でもって、まあ殺しまくり。どの悪人よりも主人公が一番人殺してんじゃないのかと思うぐらいだ。
M・ウォールバーグは事前印象よりはずっと良かった。一方M・ペーニャの新米FBI役は単体で見れば好演と言えるが、役柄で見るとミスキャストにしか見えなかった。

あと、こちらの理解力が落ちているせいか、字幕の字数制限でよく伝わらないのか、「こいつはどこでどう関係するのか?」という根本的に疑問な部分があった。

幾つかのブログの感想で、終盤の山荘の場面が越後屋と悪代官の会話みたいだと指摘されていて笑ってしまった。
「大佐、おぬしもワルよのう( ̄ー ̄)ニヤリ」
「何をおっしゃいます、上院議員。あなた様こそ相当のワルでございますよ(^ц^)ホッホッホ」
「グフグフグフフ(^m^ )」
番頭「では、次の悪事の予定ですが--」
てな感じか。

個人的には銃のウンチクよりも脇を固めているベテランのオヤヂ俳優達の演技を楽しむという感じであった。
ああ、もう面白いアクション映画は見られんのであろうか。泣いちゃうよ(T^T)クーッ


主観点:6点
客観点:6点

【関連リンク】
《この世界の憂鬱と気紛れ》
スティーヴン・ハンターの原作との違いが分かります。

【追記】
点数を修正しました。

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