ウミウシ志願
突然ですが、《G★RDIAS》より「私、産みたくありません。」での
・・・私はなぜ、女に生まれてきたのだろう?私は女に向いていないと思う。
という一文にハッとする思いがした。
だが、しかし我が身を顧みるに、では男に向いているか?--というと決してそういうわけではない。としたら、そもそも
「人間に向いていないのではないか」
という結論に唐突に至るのであった。
L・バーンスタインの『ミサ曲』の中に「おれは人間には生まれたくなかった」という一節(ややうろ覚え)が出てくる。聖書でキリストが「そして人として生まれた」という件りをふまえた曲だが、「海底のフジツボでもなんでもよかった。だが、人間だけは……」と歌うのだ。
私も海底のウミウシなんかいいかなっ、とたまに考える。なんか色んな色がついてて無駄にキレイだし、フリルみたいのがヒラヒラしてていい。
もっとも、ウミウシの方でも「おれはウミウシなんかいやだー」と思っているかも知れないので難しいところだのう。
| 固定リンク | 0
コメント
なんだか泣ける記事でした。し、染みる・・・。
私の知るウミウシは白黒二色なのですが、
言われて見ると確かに可愛いかも。
『ミサ曲』はサッパリ分かりませんが、
その曲は聞いてみたいです。
どんな曲なのかしら・・・。
投稿: かみやみさと | 2007年7月11日 (水) 22時59分
わたしは笑わせて頂きました。
動物としてどうなのかまで
考えそうになりましたが、
無脊椎動物なら割と人生(じゃないか)を
謳歌できる気もします。
それにしても、ウミウシという選択は絶妙ですね…。
投稿: 麻吉 | 2007年7月12日 (木) 01時30分
>かみやさん
「海洋生物図鑑」の類いを見ると、色や形、様々なのが多数出てますよ。中には、ここまで無駄に派手にしてどーする?みたいなのまで。
バーンスタインの「ミサ」は、ミサの定例文は現代音楽の形で作曲されてて、それに対して庶民がロックやソウルの歌でイチャモンを付けるというものです。
ほとんど上演されてないでしょうけどねえ……。
>麻吉さん
ウミウシはどうか知りませんが、ナマコなんかは一生で2メートルぐらいしか移動しないそうです。直径2メートルの人(ナマコ)生……それもまた一つの生き方ですねえ。
|それにしても、ウミウシという選択は絶妙ですね…。
あのヒラヒラ部分に憧れますな。やっぱりフリルのヒラヒラが似合う女の子になりたかったのかしらん(*^-^*)ポッ
ということで、話は元に戻る?
投稿: さわやか革命 | 2007年7月12日 (木) 07時14分