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2007年10月 6日 (土)

「フランソワ・フェルナンデス バロックヴァイオリン・リサイタル」:演奏家の外見についてつらつらと考えてみた

Fons1b
会場:武蔵野市民文化会館
2007年9月25日

こちらは四人とも入っている写真。カルダーラのCDより→

コンサートで配られる大量のチラシ眺めていると若い美男美女の演奏家を全面的にフィーチャーしたものが結構ある。しかし、そこはひねくれ者ゆえ
「なんじゃ、このニヤケ面は~。ヴァイオリンは顔で弾くんじゃねえぞ、ゴルァ」
「キレイな金髪のねーちゃんだけど、さーてピアノの腕前はどうかな」
などと、くさしたくなるのが常である。

そういう点でもいろいろ思うところがあったコンサートが武蔵野市民会館で行われた。
タイトルこそフランソワ・フェルナンデスが表看板になっているが、実際は福岡古楽音楽祭で来日してたフォンス・ムジケから、ソプラノのモニク・ザネッティだけ抜けた楽器隊が個人技&アンサンブルを披露という形のものである。
それにしても、福岡ではヴァイオリンに寺神戸氏も入ってやったのねー。一般4000円、ああっウラヤマシイ~ω(T_T)ω
なんでフォンス・ムジケでこっちに来てやってくんないのよ(号泣)。あんまりだー。チケットをゲットした時の記事はこれ。

さて、会場の性格もあってかなり白髪頭が目立っている客席。周囲からは「テオルボって何?」とか「ヴィオラ・ダ・ガンバってヴィオラの仲間かしら」などという会話ももれ聞こえてくる。

そんな中登場した一同、ブクステフーデのトリオ・ソナタで開始。やはり生誕没後300年だからか。ガンバとヴァイオリンのかけ合いがなんとなくお洒落な感じに響く。
他にアンサンブルで演奏したのはルクレールとバッハのそれぞれソナタであった。ルクレールには、もっとおフランスものが聴きたーいという気分になってしまった。

それにしてもテオルボの今村泰典、外見が以前よりもさらに「普通のオヤヂ」度に拍車がかかって来たような……(-o-;)
そして、それよりもさらにオヤヂ度高し、なのがチェンバロの北谷直樹であった。いやー、私σ(^_^;)も他人の外見についてとやかく言えるような代物ではありませぬが、どう見てもタラーッとしたシャツを着て左手に競■新聞、右手にワンカップ大関持っていたら完全に似合い過ぎな人ではあります。
しかしながら、《チェンバロ漫遊日記》の「ナオキには気をつけろ!」に書かれているように、只者ではなかったのであ~る。
ソロで出て来て、さりげなくまるで鼻歌交じりみたいな感じで弾き始めたかと思うと、それがなんとヴィヴァルディの「ラ・ストラヴァガンツァ」の編曲版。一人時間差協奏曲(意味不明)なのであった! 飄々と弾きまくる鍵盤上から繰り出される弾丸のような音の連鎖に客席はシンと聞き入り、最後は拍手喝采ブラボーが飛ぶほど。

一方フランソワ・フェルナンデスはというと、かつての童顔の好青年は顔にシワも増え、ロン毛をポニーテールにしてるのがめっきり白くなっている。しかも、楽譜を見る時は老眼鏡を使用してるではにゃあですかっ。思わず流れた歳月を振り返ってしまうのであった--。
しかし、その、なんですな……老眼鏡の鼻メガネも二枚目がやるとカッコエエもんですなあ(*^.^*)、なんちゃって(木亥火暴)
ソロではバッハの無伴奏をやったのだが、なんだか全編に渡りギコギコ音が耳につく。しかもなにげに曲の流れがガクガクとブチ壊れているような気もするではないか。まるで、端正&流麗といった演奏とは正反対である。聴いててドキドキしちゃった。こ、このブチ壊れ具合はシギスヴァルト・クイケンに次ぐと言っていいほど(\_\; なんと、クイケンの後を継ぐ直弟子は彼だったのか--と、この時初めて思い知ったのであった。
そのせいか、曲が終わった時の会場にはビミョ~な雰囲気が漂ったのである。(もちろんブラボーも飛ばず)
しかし、その、なんですな……ギコギコ音もクイケン師匠と違って二枚目がやるとカッコエエもんですなあ(#^-^#)、なんちゃって(走召火暴)

今村センセはヴァイスを独奏。しかし、武蔵野では楽器に対して小ホールでもデカ過ぎ。もうちょい、小さい所で聴きたかったのう。
ガンバのライナー・ツィパーリングはチェンバロと共にバッハのソナタを弾いたが、あまりにも楽器の音色自体が地味過ぎる感じなため、眠気虫に食いつかれていた人が多数いたようだ。

アンコールは全員でルクレールを二曲やった。それにしても四人でやる度、必ず端にいる今村センセがツィパーリングに対して「もっとこっちに寄れ」「やだよ、あんたがこっち来い」なんてやり取りを繰り返していたのはなぜ(?_?; 結局、最後に今村センセの方が寄ったのだが。
でもって、最後に四人並んで立つと今村センセと北谷氏のあまりにもあまりなお腹の出具合が気になった。昔と変わらず腰回りもスッキリなフェルナンデスや、体格はいいけどダブついてはいないツィパーリングと並ぶと、余計に目立つのである。いや、どーでもいいことではありますが、メタボリック症候群にご注意な今日この頃ですねえ。(と、無理やり結論づける)

Bachcd1
←この日の戦利品。今村センセのバッハCD。

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