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2008年2月 3日 (日)

「バルトルド・クイケン バッハ・リサイタル」:頭から尻尾までトラヴェルソ

080203
フルートとチェンバロによるバッハの調べ
会場:ハクジュホール
2008年2月1日

舞台に現れたる二人の男。一人は定年間近ぐらいのくたびれたサラリーマン風。もう一人はその部下で、ただ今修業中といった若い男である。
が!その正体は横笛吹かせたら世界に並ぶ者なし!! バルトルド・クイケンと若手鍵盤奏者エーヴァルト・デメイエルなのであった。
となれば、ハクジュホールは満員御礼、乾燥した日本の冬も何のその、詰めかけた聴衆で熱気ムンムン--かと思ったら、全然違った。
なんと、空席が結構あったのだ。私の席は片方の横と前に人がいなかった。ま、見やすくてよかったけどさ。

一体なんたる事であろうか!ガッタ~ン(←ハクジュホールの椅子を蹴立てて立ち上がる音) 東京近辺のトラヴェルソ・ファンは例え親の葬式があっても参集するのではなかったのかっ。翌日の神戸公演は売り切れだというに、この現状は嘆かわしい限りである!
と、私は演説をぶちかましたかった所であるが、控えめな性格であるので断念したのよ。

プログラムはソナタ3曲に二人のソロをそれぞれ一曲ずつ挟み込むという形。B・クイケンのフルートは緩急強弱ありとあらゆる要素を自在に操り、最初から最後までフラウト・トラヴェルソの神髄がアンコになってぎっしり詰まっているタイ焼きを食したような気分であった。
個人的には「無伴奏」がよかった~ \(^o^)/

デメイエル氏はフランス組曲を端正に弾いていたが、ちょうど曲順的な事もあるせいか眠気虫に食いつかれていた人が結構いた(^^;) 今回は私は大丈夫だったが、以前休日の昼間のコンサートでこの曲で爆睡してしまったことが……(-o-;) ここだけの秘密であるので口外しないように。

クイケン兄弟の公演では毎度のことだが、パンフレットの類いはなくて今回はなんとペラ紙一枚。いかにもな感じだった。
それにしても、来月はヴィーラントの公演があるし、その次はラ・プティット・バンドも来るし、福岡じゃ三兄弟揃ってやるというし、とっかえひっかえ出没であるなあ。ま、「一年いつでもクイケン状態」はファンにとっては嬉しい限りである。

近くに前田りり子そっくりの女性が座っていたので「本人か、それともよく似た親戚かなんかかな?」と考えていたら、「先生」とか呼ばれていたんでやはりご本人であった。


開始前にド○ールでベーコンと卵のベーグルサンドというのを注文してみたら、卵が伊達巻級に甘くてマイッタ(@_@)
帰りに新宿で乗り換える時にタワレコに寄るも、お目当てのディスクは発見できず。
そういう意味ではついていない日だった。

【関連リンク】
《チェンバロ漫遊日記》より「ベルギーの俊英来たる!」「フルートの至宝!」

《東風笛通信》
笛を吹いている方の詳しい感想。

【追加】
《やーぼーの聴楽雑誌》
西宮のコンサートに行った方の感想。完売にも関らずいくつか空席があったとか。

《riebe日記♪》
文中に記載がないですが、3日の加古川でのコンサートのようです。「開場前から凄いお客さんで~」にはムムム(=_=;) やはり東京公演の入りは、あんまりだー。

しかし、1・2・3日と連チャンでやってさらに5日にも久米川で……。大丈夫じゃろか?

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コメント

はじめまして。

>なんと、空席が結構あったのだ。
東京はコンサートが多過ぎるのでしょうね。
しかも、頻繁に来てくれる人には意外と冷淡ですし。
「また来るんでしょ。今度でいいや」という人も多いかと。
“今度とお化けは出たことない”という諺もあるのに。

無伴奏が一番良かったという御意見に同意。
バルトルドは、いつもいつも高い水準で安定していますね。
練習不足だったとか、しくじったのを聴いたこと、一度もありません。

投稿: aoyama | 2008年2月 3日 (日) 17時44分

aoyamaさん、コメントとTB、さらにはそちらのブログでリンクも載せていただいてありがとうございます。

外国の奏者は「関係者」が少ないせいか、下手すると日本人のコンサートよりも客が少なかったりしますね。
ともあれ、この一週間前の東京文化会館の〈東西笛合戦〉と合わせて、横笛の世界をこれ以上ないくらい満喫しました。

投稿: さわやか革命 | 2008年2月 4日 (月) 22時06分

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