「佐藤亜紀子リュートリサイタル」:春の事故に泣く
ヴァイス以降のリュート音楽を辿る
会場:松明堂音楽ホール
2008年3月30日
これまで通奏低音では聴いたことがある佐藤亜紀子がソロ・リサイタルを開くというので行ってみた。
メールで申し込んで送金したら、チケットと共にご本人の手書きのカードがついてて、嬉しかったです。(*^-^*)
でも、アーティスト本人が発送とかそこまでやるの……大変ですねー。
さて、使用するのはテオルボみたいにでかいバロック・リュート。配布のリーフレットによるとヴァイスが開発したそうである。
プログラムはそのヴァイスと、後輩世代のハーゲンとコウハウトという作曲家の作品であった。後者の二人は名前も聞いたことのない、珍しいものだ。コウハウトはモーツァルと同時代に演奏者としても活躍していたという。
佐藤亜紀子は若草色系のお洋服で登場。春らしくってよろしかったですわよ
前半は全曲ヴァイスで、近江楽堂のように(つのだたかしが言うには「風呂場」だそうな)残響が大きい所とは違って、松明堂はリュートの音がダイレクトに響いて、また格別の味わいがあった。
後半、最後のコウハウトの曲になると大西律子などヴァイオリン二人とガンバが入り、曲調は誠に春にふさわしい晴れやかなものだったが、完全に古典派だったんで私には守備範囲外で、ちと聴いてて苦しいものがあった(>y<;) ウウウ
これからも珍しい作曲家を取り上げるとのことで楽しみ。アンケートには、もうちょっと前の時代の作曲家をお願いしますと書いて出してきた。
ところで、帰ろうと駅に着いたら西武線が事故で止まっていた。なんてこったい!
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