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2008年6月 9日 (月)

死亡記事二つ+α

土曜日の朝刊に死亡記事が二つ並んでいて驚いた。
一つは野田大元帥こと野田昌宏である。SF界の重鎮--という表現ではなんか違うような(?_?) とにかくファンダム、プロダム双方でマルチに活躍していた方であった。
74歳ではまだ早過ぎですよー。

しかし、もっと早過ぎなのが氷室冴子。51歳……。
知人と「今、氷室冴子って何やってんのかねー」と話したのがもう何年も前のこと。まさか死亡記事で名前を見るとはビックリだ。しかも年齢も団塊の世代ぐらいかと思ってたらもっと若い(~_~;)

代表作は「ジャパネスク」シリーズをはじめ色々あるが、私が残念なのは『銀の海 金の大地』が第1部完!と中途で終わってしまったまま。もう続きを読めないのね(;_;)
少女を主人公にした古代史ファンタジーものとして出色であった。残念無念。

お二人のご冥福をお祈りいたします(-人-)


さて、その死亡記事の下にあったのが『金色のガッシュ!』の作者が原画紛失した小学館を提訴--という記事である。こういうのって、マンガ界によくあるんだろうか?
私が覚えているのは大友克洋が雑誌「ロッキング・オン」に載せた原稿(「ヘンゼルとグレーテル」など)を紛失されてしまった件。返却を求めたら、なんで今さらそんなもん必要なのか、みたいな対応をされて大友克洋は怒ったらしい。
で、それを聞いた矢作俊彦が「なんなら、オレの知り合いのヤツ(←コワイその筋の人のこと)に頼んでやろうか」などと言ってきて焦ったらしい。(注-かなり昔の話なんで記憶の不正確な部分あり)
マンガ界も色々ありということですなあ。

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コメント

我が家でとってる全国紙のようなふりをしている地方新聞にもその3つの記事が同日に載っていました。
氷室さんのがいちばん大きくて写真入り、大元帥の訃報と原稿紛失の記事はふつうに小さかったです。
私としては、大元帥の訃報の方が氷室さんより衝撃だったんだが、たしかに何年か前からSF大会にはドクターストップで来られていなかったような。氷室さんは若いですよね。ご冥福をお祈りします。

マンガ家の原稿紛失って、昔からそう珍しくはなかったですよね。
萩尾望都サマだって、『あそび玉』雑誌原稿から単行本収録だったし。
昔はマンガ家さんの泣き寝入りが多かったんじゃないでしょうか。
マンガ家の立場も強くなった?! やっと!?

投稿: しの | 2008年6月 9日 (月) 18時08分

写真入りの死亡記事ですか? さすがに朝日新聞ではそれはなかったですねー。他の新聞もチェックしてみよう。

氷室冴子は、コバルト文庫で初期の川端康成や富島健夫ならともかく、生え抜きでバリバリ書いていた人が亡くなったというのがショックでした。人気あったもんなー。

原画紛失の件は《慢棚通信》で取り上げられてますね。読んだら、マンガじゃないけど往年の「『狼男だよ』改ざん事件」を思い出しました。
今も同じことを繰り返しているんですかね。

投稿: さわやか革命 | 2008年6月11日 (水) 00時11分

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