目白バ・ロック音楽祭2008その3:「人生の喜びを知るヘンデルのヴァイオリン・ソナタ」
演奏:デュオ・リクレアツィオン・ダルカディア
会場:自由学園明日館
2008年6月12日
四人組のリクレアツィオン・ダルカディアではあるが、半分の二人が文化庁の留学制度で日本に戻ってこられないため、残りの二人(松永綾子、渡邊孝)によるコンサートである。
曲目はヘンデルを中心にマンチーニとポルポラの曲を混ぜて、渡邊氏のチェンバロ・ソロのスカルラッティを除いて、ヴァイオリン・ソナタ尽くしだった。
会場は重要文化財の明日館の向かい側の講堂で、響きはややデッドながらこじんまりしていい感じである。窓の外をフツーの通行人?が通っていくのが見える。
個々の曲がどうの、というより、もう目一杯ヴァイオリン+チェンバロの世界を満喫したぞ~ \(^o^)/という気分になった。二人の息もピッタリだったし。
大曲をドーンと聴くのもいいが、こういう風に小曲を地道に聴いていくのもいいね。大満足であ~る。
アンコールはマンチーニをもう一曲。
ただ、聴いてて感じたのはみんなバッハの同時代の作曲家だが、比べてみるとやはりバッハは変わってる--というか、一目ならぬ一耳で違いがハッキリ分かるということであった。
とすれば、この時代バッハはメインストリームではなく、オルタナティヴの方だったんだろうか?
さて、来年はメンバー四人揃って聴けるのであろうか? 文化庁の留学って二年間だっけかな(?_?) そうすると来年もダメなのかしらん。早くフルメンバーでの演奏も聴きたいのう。
今年の目白バロック祭りは私的にはこれにて終了した。来年もまた楽しみよん
←休憩時間に外からのぞき見風に撮ってみました。
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