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2008年7月20日 (日)

劇団新感線「五右衛門ロック」:熱気ムンムン、コマ劇場

080720
会場:新宿コマ劇場
2008年7月8日~28日

古田新太ウン年ぶりの主役!とか宣伝され、さらにはプレヴュー公演にて古田が怪我か?などと朝のワイドショーで一斉に 宣伝 報道されて大騒ぎの芝居である。
新宿コマ劇場もまもなく取り壊し--ということもあって鼻息も荒く行ってきましたよっ。

コマ劇場って以前一度行ったことあるんだか、それとも初めてなんだかよく覚えてない。椅子など内装などはキレイで老朽化してるとは思えなかったが、天井を見上げれば若干ハゲている部分もあり。その広い会場を埋め尽くすはほとんどが女性客であった。おみやげ(パンフ、グッズ)売り場は熱気ムンムン(殺気立っている時もあり)

内容は「ルパン三世」に「パイレーツ・オブ・カリビアン」、さらには昔懐かし南洋孤島冒険もの?に「ハムレット」もあったりして、そこに歌ありダンスあり殺陣ありで笑いもシリアスも盛り沢山なのであった。おまけに豪華な舞台転換、派手な照明、ロックバンドの生演奏--もうお腹一杯状態である。

さらに豪華客演陣は、石川五右衛門逮捕に命をかける役人に江口洋介、見るからに怪しげなイスパニア人には川平慈英、峰不二子系悪女に松雪泰子、そしてオチャラケ部門担当の古田新太に対しシリアス部門を一手に担うはベテラン北大路欣也などなど。

ただ、あまりに客演陣が豪華過ぎて色んな話が詰め込み過ぎなきらいあり。もしかして劇団の平均年齢が上がってきたんで、疲れさせないように話を分散させたんじゃないのと疑いたくなってしまったぞ(^^;
何より、肝心の五右衛門が主役ぢゃねえ~(`´メ)
狂言回しというか、本当にオチャラケ専門というか、物語の傍流に存在するというか、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウの本来の役割を果たしているみたいな感じであった。
よって古田新太の豪快悪漢ヒーローぶりはあんまり見られなくてチト残念であったよ。

高田聖子は配役に入っているのに、最初出てこなくてどうしたのかと思ったが、後半で登場。松雪泰子との女同士のガチンコ勝負には笑ったし、短いながら殺陣もお見事であった。

全体としては、観る前は「一万ウン千円なんてあまりにもチケット高過ぎだいっ」と思っていたが、終わってみれば十分に元が取れた。満足であ~る \(^o^)/
東京公演の後は大阪もが控えているとか……熱い中、ご苦労さんです。


さて、歌舞伎町の通りの至る所に(2メートルおきぐらいに)イケメンの若いニーチャン達が立っているのだが、あれは何? ホストクラブのホストが金のありそうな女性に声をかけているのか??
友人と「オバハンだとブランドの服とかカバンじゃないと声かけてくれないんじゃないの」と話してたのだが、ちなみに私が所持していたのは地元のローカルなデパートで購入した仕事用のバッグ、友人は中国製のバッタモンだったので、完全無視であった。

ところで、コマ劇場と一緒に隣りの映画館の新宿プラザも無くなってしまうのねえ、残念。歴代の『スターウォーズ』をあの大画面で鑑賞したのもいい思い出であるが、正直言って最近はあまり行ってない。そもそも大画面で観たい映画というのが少なくなってしまったのも理由の一つではある。
歌舞伎町の大画面劇場もあとはミラノ座だけですかねえ……

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