« 「イースタン・プロミス」:倫敦の空の下、死体は流れる | トップページ | 古楽3連チャン放映迫る »

2008年7月24日 (木)

「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」:19年目の同窓会(ただし出欠回答は「欠席」)

080724
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ハリソン・フォード
米国2008年

「インディ・ジョーンズ」シリーズ新作である。以前から作る作るという話が持ち上がっていたが、まさかホントにやるとはねえ……(~_~;)
もう、すっかりジーサンなインディなんである。19年ぶりとなれば、今25歳以下の者は三作目の『最後の聖戦』だってリアルタイムでは見ていないか、見たとしても覚えていないはずだ。

しかし、思い起こせばハリソン・フォードはハン・ソロと、このインディ役で、当時ダメ押しの如く絶大な人気を獲得したのであった。(すっかり回想モードへと突入on
どのぐらいの人気かというと--関口宏「丸の内のOL100人に聞きました。あなたの好きな外国人男優は誰?」「はいっ、ハリソン・フォード!」、外野「ある、あるっ」「ハリソン・フォード、回答99人!」というぐらいなのであった……。(ちなみに残りの一人は「クリストファー・ウォーケン」であろう)
それぐらいに彼はカッコ良かったし作品自体も驚異的に面白かった。

で、H・フォード以外のスピルバーグもルーカスもすっかりオヤヂ化している今、あまり期待できるところは少ない--なので、タダ券使って見に行ったのであった。だーって、下手に金払って腹立てたら精神衛生上よろしくないしねえ(~ ^~)

まず、のっけから字幕担当者として「あの人」こと冥王の回し者の名が……不吉な予感をかき立てる。
そして、その予感は全く裏切られなかった。_| ̄|○

伏線もひねりもなんもなく、ただ話が進んでいく。アクション場面は派手だが、その合間合間がどうもモッタリしている。キャラクターもただいるだけで、その存在が生かされていない。ケイト・ブランシェットのソ連軍女将校なんて面白そうなのにさ……(演じている本人は楽しそうだったが)。ちなみに部下のソ連兵たちは『エロイカより愛をこめて』のミーシャの部下並みに背後をウロウロしているだけだ。
そういや、折角のジョン・ハートもドクロ抱えてウロウロしているだけだったなあ。
それぞれの登場人物がCGと格闘しているうちに全ては終わっているような印象だった。せめて、マリオンと女将校のガチンコ対決でもあったらまだしもだったが、なーんにもナシng
でも、カレン・アレンの歳では格闘は無理か……(x_x)

なんつーか、「インディ」なんて能天気活劇だからシナリオの出来なんてあんまり関係ないと思っていたが、そんなことないのねー。確かシナリオにゴーサインがなかなか出なくって製作が遅れたと聞いてたが、納得の不出来さである。

予告で『ハムナプトラ3』をやっていたけど、似たような後追い作品がいっぱい出てしまって、もうロートルが今さら出てきて活躍する余地はもうないんだろう。
ラストなんかすっかり同窓会モードである。

ついでに、作品内の価値観が舞台となっている1950年代に合わせたものとなっているのはちょっと驚いた。
つまり、核兵器は少しパワーのある爆弾並み、冷戦下の敵はソ連に決まってるし、南米先住民は「土人」だし、知恵を求める女は罰せられ、配役にアフリカ系など人種的配慮はなし--など。
そういうイヤミは健在であったよbomb
あと、ジョン・ウィリアムズのあのテーマ音楽だけは懐かしく、そして高揚した。いいね~。音楽だけは歳をとらないからねえnotes


年寄りの冷や水度:5点
CG活躍度:10点

【関連リンク】
《元・副会長のCinema Days》
新シリーズの主人公は「ジュニア」なんざんしょか? なんだかな~(@_@)

|

« 「イースタン・プロミス」:倫敦の空の下、死体は流れる | トップページ | 古楽3連チャン放映迫る »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/82416/41960725

この記事へのトラックバック一覧です: 「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」:19年目の同窓会(ただし出欠回答は「欠席」):

» インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国 [☆彡映画鑑賞日記☆彡]
 『全世界待望──新たなる秘宝を求め、史上空前の冒険が始まる!』  コチラの「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」は、スティーヴン・スピルバーグ監督、ジョージ・ルーカス製作総指揮、ハリソン・フォード主演で80年代に大ヒットを飛ばしたシリーズの最...... [続きを読む]

受信: 2008年7月24日 (木) 23時53分

» インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 [★YUKAの気ままな有閑日記★]
ドキドキするなぁ〜インディ・ジョーンズに会えるなんて―   *『レイダース/失われたアーク』1936年、旧約聖書に登場するアークの行方を追い、ペルー、ネパール、カイロを駆け巡りナチス・ドイツと対決―*『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』1935年、インドで聖なる石サンカラ・ストーンをめぐり邪教の魔術を操る僧侶と対決―*『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』1938年、ナチス・ドイツを相手に、ベニス、ベルリン、トルコを駆け巡り、父ヘンリーとともにキリストの聖杯を探し求める―     そして1957年、イ... [続きを読む]

受信: 2008年8月14日 (木) 10時17分

« 「イースタン・プロミス」:倫敦の空の下、死体は流れる | トップページ | 古楽3連チャン放映迫る »