「平尾雅子ヴィオラ・ダ・ガンバ リサイタル」:完璧なるアンサンブル
第45回レコード・アカデミー賞受賞記念
マラン・マレの横顔
会場:ハクジュホール
2008年7月8日
平尾雅子の、『マラン・マレの横顔』と題したシリーズのCDの5枚目が発売になった記念で収録曲から抜粋して演奏するコンサート。昨年度のレコード・アカデミー賞(古楽部門?)受賞記念も兼ねている。
なぜか自由席になっていて、当然ながら開演直前には空席ナシ状態だったもよう。たまたま仕事を早めに終われる日だったんでよかったが、そうでなかったら後ろの端っこの席にしか座れなかったかも知れない。
他のメンバーはアーチリュートの金子浩、チェンバロは芝崎久美子、もう一人のガンバが弟子の頼田麗という人。
プログラムは組曲3曲(平尾雅子が独自に編成した組曲含む)とメリトン氏へのトンボー、それに「迷宮」だった。
もはやアンサンブルとして文句なく完成していて、どこがどうと注釈を付けるところもない。マラン・マレの世界を堪能した一夜であった。
ただ、個人的にはもうちょっとテンポの速い演奏が好みなのであったよ
会場はラフな格好の白髪頭の男性が結構いた。定年後数年というぐらいの年齢。もしかして「レコ芸」の読者かしらん。(勝手に推測)
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