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2008年8月13日 (水)

「ゾンビーノ」:不良ゾンビと呼ばれて

監督:アンドリュー・カリー
出演:キャリー=アン・モス
カナダ2006年
*DVDにて鑑賞

○月×日
きょう、ボクの家にゾンビが来ました。よその家にはみんなゾンビがいるのにウチだけいませんでした。パパがゾンビきらいだからです。
でも、ママは「ごきんじょにはずかしいわ」とだまってちゅうもんしてしまったのです。パパがいやがったので、いまゾンビは外の木cherryblossomにつながれています。

△月◇日
ゾンビはどうさがのろくてドンくさいです。でも、キャッチボールbaseballのあいてをしようとしてくれるのは、パパよりもやさしいかなあ。
ボクらには一つヒミツがあります。じこがおこって、ウチのゾンビがとなりのおばあさんをくってしまったのです。こんなことがバレたら、ウチの一家はついほうになってしまいます。どうかバレませんように。


以前、予告が面白そうだったので公開時に見に行きたかったが、六本木で単館ロードショーだったもんで、時間がなくて見損なってしまった映画である。
予告も変だったが、本編もそれを裏切らぬバカバカしさ!

舞台は1950年代の米国風の郊外の町? いかにも当時のホームドラマ映画のようにわざとらしい鮮やかなカラーの街並みだ~。
ただ、変わっているのは町の至る所にゾンビがいてこき使われていることである。
なんでもナゾの放射能雲が発生していきなり地球上の死体が全てゾンビ化。フツーの人間も死んだ途端にすぐゾンビになってしまうという事態に!
そこにゾンビをならす首輪を発明した企業が登場。一家に一匹ゾンビの時代が始まったのであった--。

主人公はいじめられっ子の少年。彼の目を通してゾンビをめぐるドタバタが描かれる。キャリー=アン・モスの母親はなぜかゾンビに色目を使い、あやしげな雰囲気に。
ひたすら死後に自分かゾンビになるのを恐れる父親。対ゾンビ強硬派の隣家の主人や色っぽい女ゾンビを飼うご近所の男など入り乱れる中、少年の行動によってさらに混乱が……てな具合だ。

バックに流れる懐かしのオールディーズやらヒットソング風の音楽も雰囲気を盛り上げる。私はホラーが苦手でゾンビものは見たことないのだが十分笑えた。多分、愛好者が見ればもっと大笑いできるんだろう。
それにしてもよくもまあこんなバカバカしくて悪趣味な映画を作ったもんだと、感心しちゃう。製作者の正気を疑うぞ(^O^) それとも笑気の方かしらん(^^?

でも、人間とゾンビの関係のあり方に奴隷制度や身分・階層の辛辣なパロディも感じられる。きっと作っている連中は一筋縄では行かぬ奴らに違いない。
ただ、邦題はなんだかイタリア製のバッタモンと勘違いしそうだなあ。カナダ製なんだけど。どうせだったら「我が愛しのゾンビ」とか「ゾンビが我が家にやってきた!」ぐらいにして欲しいです。


バカバカしさ度:9点
ゾンビ度:10点

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