オリセン古楽セミナー:猫に小判
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター
2008年9月9日
「福岡古楽音楽祭が東京で聴ける!」という催しがあると《SEEDS ON HATENA》で知って、そんなウマイ話があるもんかなー(^^?と思いつつ申し込んでみた。
そもそも「オリセン」って何? 「オリコン」ぢゃないし……と首をひねっていたら「オリンピック--センター」の略らしい。
しかし、な、なぜオリンピックΣ(~д~;)(思わずだだっ広い体育館で楽器の練習をしている様子を想像する)
行ってみると、さすが国立だけあって立派なセンターであった。宿泊施設なども完備しているらしい。幾つもの棟に分かれてカルチャー棟というのがちゃんとあって、そこにホールが入っていた。もっとも、恐らく多目的ホールなんで音は良いとは言いがたかった。
セミナーの趣旨からして私のように無関係者はごく少数で、ほとんどが関係者らしかった。受付には女性が立っていたのだが、後でそれが前田りり子だと分かってビックリであった(!o!)「えーと、どこから入るのかな」なんて気もそぞろだったんで全く気づかず……トホホである。
メンバーはBCJ+クイケン一族といった感じ。ブランデン3番なんで弦のみだった。福岡古楽音楽祭の以前の広告にはF・フェルナンデスの名前が出ていたのに、なぜかいつの間にか消えちゃって残念無念である。
時間になると最初に通しで演奏開始。その後細かくフレーズごとにシギスヴァルトが旋律を歌いながらフランス訛りの英語でダメ出ししていく。そのほとんどはヴァイオリン(若松、戸田、P・エレラ)とヴィオラ(サラ+マルレーン母娘、森田)に対してだった。
一方、スパラ組(寺神戸、バディアロフ、ご本人)は指示もなく勝手にやってちょうだい状態であった。
二度ほどヴィーラントが立ち上がって長めに喋ったが、内容は不明。
結局、8時半前に終了した。
自分で楽器を演奏する人ならばさぞかしタメになっただろうが、私のように楽器にさわったこともないドシロートにとっては猫に小判状態のセミナーであったニャ~。
ただ、あれだけ細かく繰り返して一つのフレーズを練習していくのなら、演奏する側と単に聴いているだけの私のような人間では曲の受け取り方が全く違うだろうなあと思った。
それから、今回の音楽祭の聴きどころは海外から来る金管楽器勢だと思ってたんで、それが聞けなかったのはこれまた残念であった。まあ無料だから贅沢は言えんですねえ……。
《チェンバロ漫遊日記》によると、金管は昼間リハーサルをやってたらしい。
それにしても公開リハーサルって初めて見たが、本番で見ている様子と皆さんあまりに違い過ぎ(^o^; シギスなんて楽器がなければただのオヂサンだし、スクエアなインテリ風のデメイエール(鍵盤)も不精髭生やしてタラーッとしている。サラ・クイケンはしきりにゴホゴホ咳していて大丈夫かしらん状態。バディ様は銭湯帰りみたいな感じだった。
そんな中、公演と変わらずキリッとしてさわやか~(^^)~な印象だったのは若松夏美であった。さすが 若松さんっ、萌えてもエエですかっ(*^-^*)ポッ
ただ、後で彼女は私と同年代だと知って多大なるショックを受けてしまった。なんというか……わが身を顧みるとねえ(+_+)ショボショボ
最寄り駅の参宮橋の周辺は変なお店がいっぱいあって面白そう。私の住んでる新興住宅地なんてなんにもないから詰まらんのよ。うらやましい。
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