今村泰典バロック リュート リサイタル:問答無用リュート一本勝負
ヴァイスのリュート作品集の二枚目のCDが発売された記念のコンサート。
そのCDに収録された2曲の組曲が演奏された。組曲って言っても極めて長いもので、前半と後半一曲ずつで、普通のコンサートぐらいの長さになってしまうのであった。
当日は残暑がぶり返したような結構気温が高い日で、楽器のため?に演奏中は空調を停めてしまった会場はかなり暑かった(半袖半ズボンの人もいたぐらい) 真夏は冷房きき過ぎで寒かったこともあったし、近江楽堂は寒暖についてはガマンしなくてはならない場合が多くて参るのう(´Д`)
客は関係者やリュートマニアが多かったもよう。
演奏は余計なことは一切なくサクサクと進められた。当然、拍手も組曲の終わりに一回ずつだけ。まさにリュート一本勝負のコンサートであった。もちろん「一本」といっても大型のバロックリュートなんで弦の数はやたらと多い(^^;)
こうして聴いてみるとヴァイスの曲は硬派っぽいというか、問答無用というか、隙がなく構築されているというか……アンコールのバッハのリュート曲がロマ~ンティックに聞こえてしまったほどなのであった。
そのバッハがまたえらーく速い演奏なんでビックリ。舞曲としてのアクセントをつけながらも今まで他の人の録音などで聴いたものよりも破格の超速である。思わず終了後にハイッと手を上げて「今村先生、ホントに音を飛ばさずに弾いたんでしょうか(?_?;」なんて失礼な質問をしたくなってしまったぐらい。
ところで、14日の鈴木美登里+今村センセのコンサートはますます行けなくなる公算強し。泣けるのう……(T^T)クーッ
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