「Sweet and Gentle Baroque」:音空間にすっぽり入る
リコーダー、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロによるバロック室内楽
会場:松明堂音楽ホール
2008年10月18日
こじんまりとしたホールで気の合った仲間とのアンサンブルを……という企画なんだろうか。安井敬、高田あずみ、福沢宏、副嶋恭子というメンツでヘンデル、テレマン、バッハなどの小品の演奏会があった。
有名な作曲家であっても(いや「だからこそ」か)、普段演奏されるのはドドーンとした大曲が多い。なかなかソナタなんかは生で聴く機会が却ってないんだよねー。ただ、場所のせいか満員御礼とならなかったのは残念であったよ(+_+)
四人の中で初めて聴くのはリコーダーの安井氏だ(多分)。色んなジャンルで活躍してCDも多数出しているもよう。
最初は四人揃ってヘンデルのトリオソナタ、それからテレマン。やはり普通のホールと違って音が生々しく別格の響きである。
前半最後は高田+副嶋コンビによるバッハのソナタであったが、客の方がちょっとエネルギー切れしている人が多かったようだ(^-^;
休憩を挟んではオトテールの曲を安井氏中心で演奏。プレリュードだけだったんで、もっと聞きた~いという感じだった。
弦二人+鍵盤によるルクレールのトリオ・ソナタは高田さんと福田氏の弦の音が非常に豊かかつダイレクトに聞こえてきてウットリとしてしまった。前の方に座ってたんで、完全に楽器の音の圏内にスッポリ入っているという気分。
なかなか生でルクレールを聴く機会はないので、シアワセ~(*^-^*)な時間であった。
最後は四人でバッハのオルガン曲のトリオ・ソナタを編曲したものを演奏。ロンドン・バロックのCDで弦だけのヴァージョンは愛聴してきたが、リコーダーが入るとまた違った印象だった。ここでは安井氏が大健闘で、客席も盛り上がりさかんな拍手が送られた。
というわけで、大変贅沢で満足なひとときが過ごせました
帰りはホールの向かい側のパン屋で買って帰った。最近は「えっ、これが有名店で人気のパン(?_?; ウソだろう」とか「昔はおいしかったのに……原料費高騰のせいかしらん」なんてパターンが多くてゲンナリだったが、ここは相変わらずおいしかったです。また次に来た時買おうっと(^^) ご近所でないのが残念無念よ。
←会場の上のカフェにハロウィン・ツリーが--。おいしそうなメニューが並んでいてヨダレ状態です。
ここも入ってみたいがなかなか機会がない。
家に帰ってロンドン・パロックによるルクレール盤を久々に引っ張り出して聴いてしまった→
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