「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」:勝者と敗者と審査員と
監督:ジェームズ・D・スターン、アダム・デル・デオ
米国2008年
「『コーラスライン』ってえと……確かオーディションを題材にしたダンサーの話だよねえ」なんて超門外漢級の知識しかなかった私のような人間でも面白かった!
ほら『ガラスの仮面』なんかでもオーディション場面って読んでて妙に燃えるじゃないですか
そのオーディションの過程(何か月にも渡る)を撮ったドキュメンタリーとなればますます手に汗握っちゃう(;^_^A 一体、どのダンサーが合格するんだろう(?_?;とドキドキもんである。
まず門外漢であっても、ありがたやmoviepadさんのブログ《映画のメモ帳+α》のこの記事を事前チェーック(^o^)b 非常に勉強になります。オリジナルの『コーラスライン』を映画化する際にそんなに色々とあったとは知らず--。
で、このドキュメンタリーではオーディションと同時にこのミュージカルがかつて作られた過程をも辿っていく。実際に演じたダンサー達のプライベートな話から役柄を作っていったことが語られて、それは再演に際してオーディションに集まった応募者たちの境遇とも重なることが明らかになっていく。
その結果はまさに悲喜こもごもとしかいいようがない。
それにしてもダンスは当然だが、歌も歌えて演技力も要求されるとは厳しい世界である。でもまた、その三つを兼ね備えた人間がいるんだからまたオソロシイもんだと感心してしまう。
「事実は小説より奇なり」にならって言えば「事実も舞台も奇なり」というところだろうか。
門外漢でもこれだけ面白かったんだから、ミュージカル・ファン、『コーラスライン』のファンはさぞ感動ものだったろうと推測しちゃう。
恐らく撮影で膨大な量のフィルムを費やしたと思うが、編集もうまくてだれる場面も無かった。
主観点:8点
客観点:8点
別の映画の話だが、映画館にハネケの『ファニーゲーム』のリメイク版のチラシがあった。遂にハネケ来た~ッ(@∀@)
【関連リンク】
《映画のメモ帳+α》
こちらの記事はこのドキュメンタリーの方の感想です。結論の一文は大いに頷けます。
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コメント
さわやか革命さま、記事内リンクどうもありがとうございます。
オーディション場面に萌える...。
笑いました。
(あ、変換違い?)
でもそれは他人事だからで、
自分がオーディションされるのは地獄ですよね。
審査員席の様子を見て、
「何て無慈悲な...」と
思うことが何回かありました。
その一方、審査員になったような気分で
ダメ出しもしていたのですが(笑)
投稿: moviepad | 2008年11月19日 (水) 20時02分
おいでいただきコメントありがとうございます。
|自分がオーディションされるのは地獄ですよね。
まあそうですが、でも合格すれば極楽に~(^^)~
いずれにせよ、凡人には想像するしかできない境地であります。
投稿: さわやか革命 | 2008年11月19日 (水) 21時54分