「ゲット スマート」:昔のドラマは忘れてくれい
監督:ピーター・シーガル
出演:スティーヴ・カレル、アン・ハサウェイ
米国2008年
大昔、子供の頃は外国TVドラマが花盛り。もちろん有名どころはほとんど見ていたが、その中でも一番好きだったのは「それ行けスマート」だった。なぜならヒジョーにバカバカしくて下らなくっておかしかったからである \(^o^)/
スパイものブームの中で作られたパロディ系の30分ドラマで、UHFで再放送された時もまた見てしまったが、それからでさえも既に××年経過。それがスティーヴ・カレル主演でリメイクというので喜び勇んで見てきた。
うーむ……「TVドラマの映画版は今イチ面白くない」という法則がまたもここで当てはまってしまったようだ。オリジナルっぽい部分は予告だけで出尽くしちゃって、前半のそれ以外の場面はあまり笑えず(-.-;)
むしろ、後半のアクション場面(かなり真っ当な作り)の方がすっきり笑えてハラハラした。
まあ、いにしえのオリジナル版を期待して行った私が悪いんでしょう。これだったら、ドン・アダムスが既にフケてしまってたけど、なぜかシルヴィア・クリステルと共演した昔の映画版の方がマシだったみたい。
リメイクとか気にしないで行った人の方が楽しめるようだ。あと、英語のギャグがどうも理解できていない予感がかなりした。吹替え版を藤村有弘で作ってぜひ笑わせてもらいたいもんだが故人なんで、それも無理だ……
ただ事前に、今はケータイのご時世なのにあの靴型電話機(靴の底に電話のダイアルが付いていてアンテナを伸ばして電話をかける、とゆう優れもの。ただ、今履いていた靴を脱いでその底を顔にくっつけるのはなんだかな~という問題あり)はどうすんのかなと疑問に思っていたが、ちゃんと活用されてたのは嬉しかった。
それから、チーフ役で大活躍のアラン・アーキン、悪役にテレンス・スタンプ、その他ジェームズ・カーンやビル・マーレイも出ていて何気に豪華オヤヂ・キャストであった。
さて、『それ行けスマート』の面白さというのは、「おバカ」じゃなくて「すっとぼけている」という感じだった。最近のドラマで言うと『宇宙船レッド・ドワーフ号』が近いか。でもレッド・ドワーフだって見ている人はそんなにいなさそうだが(^=^;
それに、99号は最初お色気要員みたいな役柄でスマートと組んだんだけど、段々とお笑いも担当してきてボケ・ツッコミならぬボケ・ボケコンビみたいになってから俄然面白くなったのだった。
今でも覚えてるギャグだと、霧の街ロンドンに任務で行ったはいいが、なにせ霧の街で霧が濃過ぎて街中モクモクとしているもんだから、敵も味方も分からなくなって混乱!というのがあった。まさに「んなバカな~っ
」である。
CS放送では日夜海外TVドラマを放送している局が幾つもあるんだから、ぜひどこかで再放送を頼む(-人-)オネガイ
さもなきゃDVDボックスの発売をしてくれ~。そしたらすぐ予約しちゃうよ でも、映画版の客の入りでは無理な話か(T_T) (米国ではヒットで続編製作が決まったらしい)
主観点:5点
客観点:7点
【関連リンク】
《映画の心理プロファイル》
ドン・アダムス訃報が流れた時の記事。
《お散歩アルバム・・秋本番》
「スマート」だけでなく、懐かしのTV番組の名前がいっぱい(^^)
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コメント
こんにちは!
コメントを頂きどうも有難うございました。
テレビドラマをお好きでいらしたんですね~
私はオリジナルを全く知りませんが、さわやか革命さんの記事を読ませて頂くと、、、面白そう♪
映画は、結構笑えたのですが、それがど~うもユルユルで途中で飽きてしまいました(汗)
そのユルユル感を楽しまなきゃダメですね~反省です(笑)
投稿: 由香 | 2008年11月 8日 (土) 15時18分
こちらにもコメント頂きどうもです。
やはりドラマのノリを映画でやるのは難しかったかも知れませんね~。
でも、米国では人気で続編も作られるそうだから分からないものです(^^?
投稿: さわやか革命 | 2008年11月 9日 (日) 08時42分