「イギリスバロック~ふたつの愛のかたち」:雨と涙と鼻息と
びわ湖ホール声楽アンサンブル東京公演vol.2
会場:第一生命ホール
2008年11月24日
このグループについては全く知らず、ネットでたまたま見かけてジョン・ブロウとパーセルの歌劇を演奏会形式でやるらしいというので行ってみた。
会場は平日だったら職場から行きにくいので避けるところだが、休日なんでオッケーよ。
……とは言いつつも、雨の降ってる寒い中、やっぱり時間ギリギリにとびこむ羽目になってしまった(>_<) 係のおねーさんにエラくせかされて席に付くと楽器の方はもう音合わせをやってる最中である。
で、始まってみると音がなんか変 なんだこれは(?_?)とステージ上をよくよく見れば、なんと弦はモダン楽器ぢゃないのさっ(!o!) 「や、やられた~」(と、床にパッタリと倒れ込む)……というか、もっと早く気付よってなもんですか(^^ゞ
前半の「ヴィーナスとアドーニス」はパーセルの先輩であるジョン・ブロウの唯一の舞台作品とのこと。しかも「ディドーとエネアス」の原型作品らしい。途中に言葉遊びの場面が入るのが珍しい。もっとも英語が分からないんで聞いてても私には面白さはよく分からないが。
確かに物語の構造は「ディドー~」とよく似ている。
計16人のびわ湖ホール声楽アンサンブルは平均年齢も若そうでフレッシュな印象。合唱もソロも安定した歌唱を聞かせてくれた。
後半はパーセルの「ディドー~」。魔女役をテノールがやってたが、ありゃ?これはアルトの役じゃなかったっけ(?_?) そのせいか裏声も使って苦しそうなところが余計に魔女っぽくてよかったです
こうして演奏会形式で聴くと、やはり舞台版で見たくなってしまって物足りない。それと歌手の皆さん、安心して聴いていられたが逆に言うと「おおっ(!o!)」と驚くような突出したところがなかったのがやはり物足りなかった。これってワガママかしらん(^^?
さて、そういうこととは一切関係なく腹が立ったのは、近くに座っていた大男の鼻息がうるさかったことだった。鼻息ぐらい--とお思いだろうが、大男でただでさえ肺活量が大きいのに鼻を詰まらせてるんだからヒジョーにうるさくて耳につく。どれぐらいうるさいかというと、歌手が全員で合唱してくれると、ようやくかき消されて聞こえなくなるほどだったのだ。
これだったら、後半始まる前に端っこの空いてる席に移動すればよかったよ。
はっきり言おう。
お前の鼻息聞くためにチケット代払ったんじゃねえぞーっ(*`ε´*)ノ☆
【関連リンク】
《感じない男ブログ》
びわ湖ホールの運営について。いずこも大変なよう。文化予算なんて一番簡単に削れるもんねー。
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