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2009年2月28日 (土)

「ダークナイト」のオスカー争奪戦敗退は「あの人」のせい?

アカデミー賞下馬評においてほぼ受賞確実の助演男優賞以外でもうまくすれば監督賞も行けるんではないかと言われていた『ダークナイト』。
しかし、そもそも作品・監督賞にはノミネートもされず。そこから既に番狂わせであった。

さらに過去の例を見てみると、『スター・ウォーズ』のようなエンタメ系SF系は主要部門はやらない代わりに、技術関係の賞で補うみたいなパターンが多かったのだが、結局技術部門で取れたのは音響賞だけであった。いくらなんでもこの冷遇ぶりはあるまい、と言いたくなるほどよ(-o-;)

しかし「世界は何を夢見ているか アカデミー賞から見えるアメリカ」というフィナンシャル・タイムズの記事を読んで、今回の結果に納得がいった。

どれもが、希望の光に向かって暗いトンネルを突き抜けていく物語ばかりだ。ジョージ・W・ブッシュが舞台の右側から退場していき、バラク・オバマが舞台のリベラルな左側から入場してきた今、この変化はとても偶然とは思えない。


アカデミー賞の結果もまた社会の風潮を反映しているというのなら、確かに「不安と恐怖の中で市民の期待を一身に担う輝けるニュー・ヒーローが地獄の底まで堕落する」物語がウケるはずがない。あまりに不吉ではないかっ!

そう考えると外国語映画賞で大本命だと言われていた『戦場でワルツを』が落ちたのも関係あるような気がしてくる。

--というわけで、みんな米国大統領選結果のせいという結論になったのであった。

ところで外国語映画賞ノミネート作品で見たかった『バーダー・マインホフ』も『クラス』も日本公開されるようでヨカッタヨカッタ

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