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2009年4月 9日 (木)

旧盤紹介!こいつを聴かずにいたなんて

090409
Matthaeus Pipeiare/Missa"L'homme arme"(VIVARTE)
Paul Van Nevel & Huelgas Ensemble

「積ん読」ならぬ「積ん聴き」状態のCDの山の下から発掘した。ネーヴェル指揮ウエルガス・アンサンブルの1996年の録音である。15世紀後半から16世紀初頭の作曲家ピプラールの世俗歌曲と宗教曲を収録している。

まさに静謐にして濃密なる、この時期の無伴奏コーラスの神髄を聴くことができる。ウエルガス・アンサンブルにしては珍しく?男声に重きを置いた布陣のため余計にそう聞こえるのかも知れない。
男声だけの「ミサ・ロム・アルメ」だけでなく、他の曲も地に淀んだような低音部の響きが印象に残る。例の如く録音も良
残念ながら日本ではこのレベルのコーラスを聴く事はなかなかできない。十ウン年ぐらい前?に品川の教会での彼らの公演を思い出すばかりだ。

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コメント

 そう言われれば、そんなCDがあったな。
と云う事で、早速取り出して聴いております。
うーむ、これは曲も演奏も、
“古拙”と表現するのがピッタリのCDですな。

 こちらではウエルガス・アンサンブルのコンサートは、
確か、肥後橋のイシハラホールであったと記憶しています。

投稿: Pilgrim | 2009年4月12日 (日) 07時59分

|“古拙”

ありゃ、そうでしたか(^^ゞ 実は技術とか全く分からないもので印象で書きまくっております
今時の新しいグループでこの時代の歌曲を演奏しているところはありますかね~? 探しているんですが、なかなかよいのが見つからなくて。ご存じでしたらお教え下さい。

彼らは以前、武蔵野市民会館でも呼ぼうとしたのですが、潰れてしまったようです。このご時世ではこれからはますます無理ですねえ……。

投稿: さわやか革命 | 2009年4月12日 (日) 11時31分

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