「フランソワ・フェルナンデス&原田陽 デュオリサイタル」:寛容力が足りん!
ラ・フォル・ジュルネでガンバッたものの結局最後まで取れず涙を飲んだF・フェルナンデスのチケット。(彼に限らず小ホールは全滅でした) 彼が折角来日しているのに聴けないのは残念無念であるよ(><) (もっともリチェルカール・コンソートに参加してたが)
しっかし(^o^)b うまくしたもんで捨てる神あれば拾う神あり 日本人の若いヴァイオリニストと共演する小コンサートをやるというので早速チケットを取り、LFJの熱気も冷めやらぬ日に行ってきた。
相手の原田陽(あきら)はなんと1982年生まれ……ってことは、単純計算で27歳。わ、若いぞ 経歴を見ると6歳でヴァイオリンを始め、2003年にはイェルク・デームズと共演--とある。スゴイね~、さぞご両親はご自慢でしょう(#^-^#)
で、フェルナンデスとはちょうど父子ぐらいの年齢差で、二人並ぶと原田君の方がずっと背が高くてガタイもよろしいではないか。
うーむ(~ ^~)戦後六十年以上たち、あの食糧難の時代を乗り越え、ついに西洋人よりも立派な体格の若者が……感無量であ~る(←頑固ジーサン風の感慨)
リチェルカール・コンソートではフェルナンデスは豆粒--というほどではないが、ソラ豆ぐらいの大きさにしか見えなかったんで、それを挽回するため最前列かぶりつきで鑑賞……なんてことは、恥ずかしいんでしませんでしたよ(^J^)
最初の曲はテレマンの「ガリヴァー組曲」から。LFJでも「ドン・キホーテ」を聴いたし、こういうのを彼は好んで作ってたのかしらん。とにかく変な曲なのは間違いなし。
次は、ルクレールの2本のヴァイオリンのためのソナタを2曲。前の曲と後の曲で二人は「主」「副」を交替して演奏した。なんだかトーシロ耳にもやたら難しそうな曲で、原田君が途中でずり落ちそうになったのか、フェルナンデスがチラと見やる場面があった。もっとも単に見ただけなのかもしれんが(^.^;
後半はフェルナンデスのソロで無伴奏パルティータ二番を演奏。シャコンヌがやたらと速くて驚いた。いくらなんでもこりゃ速過ぎではないかというぐらい。もはやノイズがダンゴ状に固まっているような圧倒的な勢いの演奏だった。
しかし! その最初のクライマックスへとちょうど昇りつめて行く時に、なんと近くの席のオヤヂが隣りの連れにボソッと感想(?)を喋ったのであった。それも一度ならず二度、三度……。
よりによってそこで言うか~(-д-メ)
ムカーッ(*`ε´*)ノ☆
自宅でTV見てるんじゃねえぞ(ノ-o-)ノ ~┻━┻ガシャーン
思わず殺意を感じ、そちらの方を見てドクダミ光線を発してしまった。
ま、マイッタ……┏(_ _;)┓
気を取り直して、次はフェルナンデスがヴィオラに持ち替えて、二人で二声のインヴェンションを編曲したものをやった。それぞれ左手と右手を担当。とても元が鍵盤曲とは思えまなかった。はた目には終始和気あいあいとした調子の演奏だった。
開始前はヴァイオリン2本だけというのはどうなることかといささか不安だったが、そんなことはなくて充分ヴァラエティに富んでいた。天候が悪い日だったので楽器の扱いは大変だったと思われる。
小さな会場が半分も埋まって無かったのは残念。LFJだったらこのプログラムそのまま持ってっても満員御礼だろうにさ 皮肉というか、仕方ないというか。
原田君は若いのにモダンと古楽器両刀なんでしょうか。大したモンです。
あ、どうでもいいことだが、鬼太郎のように片側だけ長く伸ばした髪型は、片目だけ悪くする可能性があるんでもうちょっと切った方がいいんじゃないの。(←ご近所のオバハン風の余計なお世話よ)
さて、最近小規模のコンサートに行くことが多いが、そういう所は小さな事務所とか下手するとボランティアが裏方やってたりするようだ。そのため、どうも対応にいい加減なところが多い。
この日も、客入れがいい加減で参ってしまった。チケット持ってる客と当日受け取りの客の区別もできてないし、並んで待ってるのに金やチケット数えるのに懸命で気づかない。さらに、プログラムも配り忘れたり
それから、休憩時にはなんと客電付け忘れ(-o-;) 暗い中でみなさん座ってましたな。
あと、この日じゃなくて他の結構有名な演奏家の公演を専門的に扱っている事務所は、メールで事前にチケットの取り置きを頼んだのに忘れていた。空席があったからよかったけど、その平然としてる態度にも腹が立った。
どうも、最近寛容力がどんどんすり切れてきております。
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