「オペレーション・ワルキューレ」:ハリウッドに負けぬゲルマン魂を見よっ!--と言っておこう
監督:ヨ・バイヤー
出演:セバスチャン・コッホ
ドイツ2004年
*TV放映
『ワルキューレ』と同じ実話を、本家本元ドイツでTVムービーにしたもの。なんでも暗殺事件60周年記念だそうである。
主役はセバスチャン・コッホで、『善き人のためのソナタ』や『ブラックブック』などでおなじみの渋い中年である。
ヘッヘッヘッ(^Q^)はっきり言ってカコエエです、ヘッヘッヘッ(^щ^) (←なぜか下卑た笑い)
作品の時間がずっと短いだけあって、内容は爆破作戦一回だけに絞られている。むしろ、失敗が判明してからの方が長い。どのように首謀者たちが死んで行ったかが細かく描かれている。
こちらのシュタウフェンベルク大佐は妻との仲は破局寸前になっていて、暗殺計画をうすうす感づいた妻は夫との連絡を断ってしまう。そこら辺の葛藤もようく分かるし、ハリウッド版ではいささか不明だった、妻に電話をかけようと焦る理由もハッキリ理解できた。
あと、なぜ彼がヒトラーの死を確信していたかもちゃんと説明されていた。
それから、銃殺場面での部下の行動も似て非なるものだった。だって……ありゃまさに「心中」ですよ。
というわけで、心理描写や出来事の経緯などはこのドイツ版が上だと思うが、やはりカネのかけ方が違うのはいかんともしがたい。
映像や小道具大道具、人員の物量作戦具合はハリウッド版には負けますなあ…… あと、シャツを着替える口実もだ。
なお、S・コッホはなんと『ブラックブック』で共演したカリス・ファン・ハウテン(ハリウッド版での主人公の妻役)と付き合っているそうで、うは~っ、美男美女のカップルですのう うらやましいこって(^o^;
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コメント
やっぱり、そうだったんですね、カリスちゃんとセバスチャン・コッホ!
トム・クルーズ主演「ワルキューレ」のオランダ・プレミエのレッド・カーペットを二人が歩いてるので???
コッホはこちらにもチョイ役でカメオ出演してるのか?それとも共演以来カリスちゃんのBF?と疑問が沸いたのでした。
残念なのは、カリスちゃんばかりフラッシュ浴びて、コッホにそのときインタビューのマイクが向けられなかったこと。2作を見比べた自画自賛の感想なんか聞きたかったのに。
それから、ルト様主演だった「女王陛下の戦士」、今度ミュージカルになります!ブロードウェイやロンドンのウェスト・エンド進出を狙ってるので、英語版で。若手ミュージカル・スターを発掘中のようです。さすがにルト様が出演するわけないだろうなあ。
投稿: レイネ | 2009年5月14日 (木) 21時10分
おやっ、ツーショットで登場場面があったんですね(^O^)
|2作を見比べた自画自賛の感想
カリス嬢に下手にマイクを向けても「あら~、トム君よりもやっぱり彼の大佐役の方がステキよん(デレデレ~)」などと発言される恐れが……あるかもですよ。
「女王陛下の戦士」のミュージカル版ですか。さぞ波乱万丈な舞台になるんでしょうなあ。
ルトさんには銀幕での活躍を期待しましょう(^^;
投稿: さわやか革命 | 2009年5月16日 (土) 11時59分