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2009年6月14日 (日)

バッハ・コレギウム・ジャパン第85回定期演奏会:我が葬式で流して欲しい曲はこれだっ!

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バッハ:モテット全曲
会場:東京オペラシティコンサートホール
2009年6月10日

まず最初に謝らなければなりません。
バッハ先生、すいませんでした。m(_ _)mペコリン
「モテット」と言ったら、やっぱり地味~な(だけど歌うのは難しいらしい)合唱曲というイメージがぬぐい切れないわけである。
だが、バッハのモテットがこんなに「熱い」音楽だったとは思わんかった!反省ですdown

BCJでモテットは以前確か聴いたような気がするなー、と思って確かめたら過去にレクチャー「マニフィカト」との組合わせの特別演奏会があった。たった五年前のことなのにスッカリ忘れていた(^^ゞ それよりずっと前にも全曲演奏会があったらしいが、多分聴いてないはず。

今回のBCJ定期はそのモテット全曲--に加え、通常は範囲外のBWV118や偽作の疑いがあるBWV159も演奏した。
ソロは野々下由香里と松井亜希、LFJ→ポッペア→と連続活躍オツ!のダミアン・ギヨン、ドミニク・ヴェルナー、テノールは水越啓と谷口洋介が担当していた。合唱はソプラノが三人ずつで、他の声部は二人だった。

前半はソロ部分が際だっていた227番がよかった。それから後半のやはり最終の225番で、2曲目のソロと合唱のかけ合いが対比的で歌詞の内容をクッキリと浮かび上がらせていた。
合唱全体ではエネルギッシュで躍動的なイメージさえ感じた。とても、ほとんどが葬式用だったとは信じられねえ~(^O^;) バッハのモテットは古い様式のまま作曲されているそうだが、そのせいかコーラスのポリフォニックな響きがカンタータなどより目立っていて、私には心引かれる所が多かった。
それにしてもやっぱり専門の音楽ホールはいい。合唱の区切りごとに気持ちよいエコーが広がっていくのを聴いていると、催事場(←まだしつこくこだわっているannoy)なんかとは全然違~う。
とにかく久し振りに満足印fullが付けられるコンサートであった。野々下さんの声も久し振りにじっくり聴けてウレシイっ(*^^*)

ところで、BWV118は他のモテットと違って器楽演奏だけの部分がある曲だ。実は、これだけはコンチェルト・パラティーノの録音でさんざん聴き倒してきた。BCJのは「第2稿」だったが、コンチェルト・パラティーノの方は当然ながらコルネットやトロンボーンが入っている稿である。
解説で鈴木(兄)氏は「あたかも葬列を想像させるような音楽」と書いているが(それでも葬列にしてはかなり速い方では(^^?)、こちらの方ではもっと速いテンポでしかも弦の代わりに管楽器だから華やかな感じさえする。しかし、今回じっくり歌詞を読んでみると確かに葬式向けの曲ですな。
私も自分の葬式の時はこういう曲を一つ派手にやってもらいたいもんだ \(^o^)/ 坊さんのお経なんか辛気くさくってゴメンだい。

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なお同じく解説パンフで少しだけ触れられている、バッハが編曲したパレストリーナの「ミサ・シネ・ノミネ」もこのCDに収録されている。管とコーラスが完全に溶け合って響いて、まるでよーく煮込んだカレーやシチューのように聞こえる。

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コメント

私も聴きに行ってました。(^-^)
すごく元気な、ガシガシ!と猛進する演奏でしたよね。
テンポも速いし、何だか声楽が器楽っぽく聴こえてしまって・・・。
(器楽も対等な)いつものカンタータとの違いを、もう少し出して欲しかった気がしました。

投稿: REIKO | 2009年6月16日 (火) 08時23分

多分、ただの「葬式用の音楽」とは違うんだという所を聞かせたかったんだと思いますflair

投稿: さわやか革命 | 2009年6月17日 (水) 23時07分

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