鴻池朋子展「インタートラベラー 神話と遊ぶ人」:夏休みの自由研究・地底旅行に行ったよ
会場:東京オペラシティアートギャラリー
2009年7月18日~9月27日
8月×日、きょう自由研究の宿だいに行きました。一人では行けないので、ヒマな学生のおねえちゃんにつれてってもらいました。
入口のせつめいを読むとおねーちゃんは「ふむふむ、地球の中心まで行くってことは心の闇の奥を探るってことかしらねえ」と言いました。心のやみってなんですか?むずかしくてよく分かりません。
入ってすぐの所にこわい目が書いてあるからかみがありました。ぼくは前におばあちゃんちのからかみにあなを開けてしまったことがあります。もしこんなこわい目が書いてあったら、とってもあなは開けれなかったでしょう。
その向こうにミミオのお話がならんでいました。うずまきみたいにならんでいる絵をじゅんばんに見ていくのです。ぼくはミミオといっしょに世界が始まるのと終わるのを見ました。それからミミオのアニメもありました。
次の部屋に行って「下部マントル」という所へ下りると、ユリの花のいいにおいがして赤いかべに大きくて色のとりどりの絵がかざってあります。
そして、次にはまたからかみが出てきました。さっきのヤツよりももっと広くてたくさんならんでいます。それから、もっともっとこわい絵が書いてありました。ガイコツとか、人間の足のはえたオオカミです。こんな絵のからかみの部屋ではぜったいにねむれないと思います。
もっと地ていへ進んでいくと、またミミオの絵と同じにえんぴつで書いた絵がならんでいました。大きな本に書いてある絵もありました。
ななめのてんじょうにへんな絵がある所では、見る人がかげを作って遊べるようになっていました。ぼくとおねえちゃんもへんてこなかげを二人でいっぱい作って遊びました。
とうとう、地球の中心にとうちゃくしました。すると、そこには大きな赤んぼうの頭があってピカピカ光っていて、部屋全部がグルグル回っていたのです!スゴイです。
ぼくは思わず「うわあ」と大きな声を出してしまいました。おねえちゃんは手すりにしがみついて「ギャーッ、目が回るゲゲェ」とさけんでいました。
ぼくは、前にもおねえちゃんにつれていってもらった高いビルのてっぺんで見た、女の人が作った大きな部屋をちょっと思い出しました。
ようやく外に出ると、今度は白くて長い毛や、オオカミの皮がぶら下がっていました。これも少しこわかったです。
これで地ていたんけんは終わりです。出口のところに図書館があったのでそこで絵本を見ました。
こわくてドキドキして楽しかったです。
これを作ったこうのいけという人は、オオカミと顔のないミミオとナイフとハチやチョウがすごく気に入っているようで、何回も何回も出てきます。でも、そういうのが気に入らない人は見ても楽しく思えないかもなあと感じました。
おねえちゃんが「二階もタダで見られるんだから」と言うので、もっと絵を見に上にのぼりました。
そこの絵はここの美じゅつ館が持っている絵だそうです。でももともとは一人の人が集めたんだそうです。お金もかかるのにすごいなあと思いました。
その先には「山下美幸」というわかい人の絵がありました。はじめの方にならんでる絵はデローンとしてきもちよいむかし話の世界を書いているように見えましたが、後の方の絵はなんだか暗くてわけがわからなくなっていました。
「こ、これはマックス・エルンストみたいに不吉に輝いてるわ」とおねえちゃんが言いました。エルンストってどういう人か知りません。その人もきっとこわくてへんな絵を書くのかなあ。
帰りは出口の外のお店に行きました。ミミオのぬいぐるみがあって、おねえちゃんは「キャー、ミミオかわゆくて健気なヤツ、よしよし」とナデナデしましたが、「なにっ、一万二千円だって(-o-;) 冗談じゃないわよ」とねふだを見て何もなかったふりをしました。ぼくもほしかったけど代わりにピンバッジでガマンしました。お年玉をためていつか買いたいと思います。
←友だちはいないのかなあ。
【先生から】
よく地ていからもどれましたね。ときどき向こうへ行ったままもどれなくなる人もいるそうですよ。
ミミオのぬいぐるみを買ったら、先生にもナデナデさせてくださいね(^^)
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