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2009年9月26日 (土)

ヘンデル「オットーネ」:またの名を「愛と裏切りのローマに陰謀の嵐が吹くのだ」

090926
日本ヘンデル協会コンサートシリーズ14
舞台総監督:藤江効子
指揮:ローレンス・カミングズ
会場:北とぴあ
2009年9月23日

日本ヘンデル協会の去年の公演『忠実な羊飼い』に続き、今年はヘンデル・イヤーということでスケール・アップ。本場英国より専門家を招いて『オットーネ』を、会場も大きな北とぴあで上演である。

では、まず粗筋を紹介しよう。
【第一幕】
えーっと、あたしテオーファネ、東ローマ帝国の皇女ですうcute 今度神聖ローマ帝国のオットーネ様のとこにお嫁入りすることになって、ローマまでやって来たんだけど、ほらオットーネ様ったら噂では勇ましくって凛々しくってス・テ・キ(#^-^#)な方らしいじゃないですか。送られてきた肖像画を見ても、上に超が付くくらいのイケメンfuji あたしったら「本命キターッ━━━━━('∀')━━━━━!!」って叫んじゃった。
とっころがdash実際に対面したらなにこれ詐欺impactインチキannoy騙したわね~(>o<) 実物のオットーネはマザコンでブサイクなキモヲタ男じゃないの。しかも「テオーファネたん萌えー、ハァハァ(^Q^;)」とか言って迫ってくるの、もうイヤ~~~ッ。チョー最悪ng
(実はオットーネの名を騙り帝国簒奪を企むジズモンダ&アデルベルト母子の策謀であった)
【第二幕】
アデルベルトは逮捕されちゃってホッとしたけど、肝心のオットーネは……えっ、何よあの親しげにしている女は(!o!) 肩なんか抱いちゃったりしてムカツク~punch あたしと婚約していながら、他に女がいたなんてっ、許せないわっ(`´メ)
もう、一人でやさぐれてやる--と海岸をウロウロしてたら、突然あのキモいアデルベルトと、オットーネに退治されたはずの野蛮な海賊男が目の前に出現sweat01 なんでよ?脱獄?ありえなーいthunder人生最大の危機danger あたし、もう気絶しちゃう。
(オットーネと親しくしていたのは、実は従妹のマティルダでアデルベルトの助命嘆願していたのであった。)
【第三幕】
野蛮な海賊男があたしをいわくあり気にニヤニヤ見てるじゃないの。きゃーっ、貞操の危機よbombもう自害しちゃう……と思ったら、なんと海賊は生き別れになったあたしのお兄様flair えーっ!ウッソーッsign03マジ~?
(謎の海賊エミレーノこと兄はアデルベルトをオットーネの元に突き出し、ここで陰謀と波乱は幕を下ろすのである)

あのー、ヘンデル先生( 'д')ポカーン……これって、もしかして大昔の少女マンガですかいっ(火暴)
しかしながら、当時はヘンデルの大当たり作品だったらしい。もっとも現代の人気ナンバーワンになる映画やTVの類いも似たようなもんか。エンターテインメント色強い作品のようだ。

さて、今回の公演は会場が北とぴあなんで、てっきりステージ方式でやるのかと思いきやオーケストラが舞台の真ん中に位置して、歌手はその背後を取り巻くように設置された台の上やオーケストラの前に出て歌う。これも「演奏会形式」になるんでしょうか?(オペラは詳しくないのでよく分からず(^^;) ただし衣装は本式なもんだったし、剣を持ってチャンバラもやっていたが。
字幕は背景のスクリーンに情景を表わす写真と共に映し出すというやり方。この情景写真はちょっと異論が出そう。観光写真みたいなモンではなくて、当時の絵画でも使用した方がよかったかも。

オーケストラの面子はコンマスが桐山健志、チェンバロがL・カミングズと平井み帆、チェロ西沢央子などといった陣営で、文句な~し。弦の繊細な表現が特に効果的と思えた。カミングズは先日のチェンバロ公演とは打って変わって、弾きながら椅子から飛び上がるように身体を動かして指揮していた。

歌手でピカ一だったのは脇役だけどエミレーノ役の春日保人だったようだ。北とぴあという悪条件の中、声もよく通ってキャラクター的にもピッタリ合ってカッコよかったぜいっgood 海賊を主人公にしたオペラがあったら、そのまま主役にお願いしたいくらい。
タイトルロールの上杉清仁は衣装のせいもあってか、なんだかピカピカキラキラshineして花と星と剣を背中にしょってるみたいで、いかにも堂々とした主役crownを演じていた。でも、第一幕の終わりのアリアなんか難しそうで大変でしたなー。
女性陣では前回の公演同様、コワい母親ジズモンダ役の藤井あやが目立っていた。
それにしても歌手とは大変なもの--ムツカシイ歌を歌いこなして、なおかつそれにプラスして人々を感動させなければならないんだからねえ( -o-) sigh...

先日の芸大の『アリオダンテ』公演よりもオーケストラは小規模で、ステージ上とはいえ会場の特性を考えるとこちらこそ拡声システムが必要だったんではないかと思えた。
で、その他諸々を考えてみると『アリオダンテ』の料金三千円は本当に安かったdollarなあ……と改めて感じたのであった。まあ、あちらは学校の正式行事として予算が計上されているのだろうけど。
あと、全席自由席というのは座席確保が結構厳しかったです。


ところで、休憩時間に前方の座席からヒョロっとした長身で赤い目立つTシャツ姿のガイジンさんが立ち上がった--と見たらゲルト・テュルク氏でありましたよ。
それから、目白バ・ロック祭り以来、波多野さんのコンサートやマイナーな公演でよく見かけて、さらにL・カミングズの鍵盤演奏にも来ていた女性をここでも目撃(!o!) よっぽど趣味が同じなのかしらんnotes

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