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2009年10月20日 (火)

「イタリアのヘンデルとその周辺」:ヘンデル・イヤーの本命来たる!

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演奏:ロベルタ・インヴェルニッツィ、イ・カリッシミ
会場:イタリア文化会館
2009年10月16日

守備範囲外の私は例の如く知らなかったのだけど、ヘンデル歌いとしてはヨーロッパでは評価が高いソプラノ歌手ロベルタ・インヴェルニッツィを、櫻田亮&智子夫妻が日本で是非紹介したいと企画したソロ・コンサートである。

最初に主催者に入っているイタリア文化会館の館長さん(?)らしきイタリアのオヤヂさんが登場して、結構長々と通訳を介して催し物の紹介なぞ始めたので、眠気虫に食いつかれてしまったじゃないの、バカ~(` ^')

一曲めはディミトリー・バディアロフをヴァイオリン・トップとする合奏グループ、イ・カリッシミの演奏。ヴァレンティーニというコレッリやヴィヴァルディと同時期の作曲家の「コンチェルト・グロッソ」をやった。鍵盤に芝崎久美子、テオルボ&ビウエラは櫻田亨、チェロ西澤央子、コントラバス櫻井茂など--とそれ以外の面子も文句ないはずなのだが、なぜか全体に歯切れが悪くベタッとしたアンサンブルに聞こえてしまった(-o-;) それに息が合ってないところもあったし。
こんなんで大丈夫かしらんと正直不安に思ったのはナイショsecretであるよ。

2曲目で歌姫登場。近年までヘンデル作曲と思われていたが、実はもっと年下のフェッランディーニの作品と判明したカンタータ「マリアの嘆き」を歌った。イエスの受難を聖母マリアから見て描いたもので、激しい嘆きと静かな諦めが交錯する曲だった。
この曲の後半から楽器陣は調子が良くなって来たようでホッnoteとした。

後半は待ってました(^-^)/のヘンデルの「愛の狂乱」。バロック期によく取り上げられた(多分)クローリとティルシの物語に基づく曲。ここで、オーボエ&リコーダーで江崎浩司も加わった。歌の背後でバディ様と掛け合いをやるなど、楽器の方も見せ場聞かせ場がある。西澤さんのチェロが中心のアリアもよかった。
アンコールもヘンデルを2曲。

さて肝心のロベルタ・インヴェルニッツィであるが、私には技巧的な面はよく分からないけど、彼女は声量で押すタイプでは全くなく(単に会場の大きさにあわせていただけかも知れないが)声や呼吸を完璧にコントロールし、喜怒哀楽全ての感情を押しつけがましくなく繊細から大胆まで余すところなく表現していたようだ。難しそうな部分も全くそのように感じさせることなくサラ~っと歌いこなしていた。会場からは盛んにブラボーが飛んだのであった。
パンフには『ディドとエネアス』のベリンダ役で驚嘆したと書いてあったが、是非ヘンデルのオペラでも実際に聞いてみたいものだ。

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会場は某リコーダー奏者や某リュート奏者、はたまた某先生など音楽関係者がかなりいたもよう。
カーテンコールの時に花束渡しに出て来た子どものうち、男の子の方は櫻田家の息子さんかな? 近くに座ってた身内らしいオバサマ達がさかんに「そっくり~」などと言ってたし。

【関連リンク】
《コンサート日記》

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