アイドルの代わりに聴きに行った浅川マキ
昨日の夕刊に浅川マキの突然の訃報が載っていて驚いた。
彼女のライヴは一度だけ聴いたことがある。学生の頃、私のいた大学の学祭ではアイドル系・ニューミュージック系の歌手が来ることが多かった。ロック好きの人間にとってはほとんど興味が持てなかったのだ。
その年もアイドル(というより元アイドルか)の歌手××××のコンサートをやることになっていたのだが、なんと隣町にある某大学の同時期にやる大学祭には浅川マキが来るというではないか!
「なんでウチの大学には浅川マキが来ないんだよー」と不満を言い、友人と一緒に歩いて(そのぐらい近かった)コンサートを聴きに行った。もっとも、某大の学生の方は「なんでウチには××××が来ないんだよ」と文句をたれてたらしい。
浅川マキはおなじみロングヘアーに大きなサングラス、黒づくめファッション、そしてよろよろした足取りでステージに現われた。近くの席の男が「なんだ、ヨボヨボしてる」とつぶやいてたのを今でも覚えている。
しかし、現在67歳ということなら、その当時はまだそんな年齢ではなかったはずだ(というか、今の私よりもはるかに年下だ)。でも、最初から年齢不詳のイメージだった。
思えば浅川マキは常に「大人」であった。この先、いくら私が歳を取ろうとも永遠に彼女のような「大人」にはなれないだろう。
だけど、アルバムは2枚しか持ってない(しかもそのうち一枚はヴィニール盤)。
彼女の歌で一番好きなのは……あの~、あの~、あのひぃ~とが死んだら~、この世はぁ~天……あわわ、違ーう(>O<)
ご冥福をお祈りしたい(T-T)
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