新感線「薔薇とサムライ」:赤坂の夜は怒濤のテンコ盛り芝居で更け行く
古田新太扮する石川五右衛門が復活。この度はもはや舞台は日本ではなく欧州へ。
まずは天海祐希扮する女海賊が登場してひと暴れ。その後は小国のお家騒動がからんで、今度は革命・クーデター・大海戦--とテンコ盛り状態である。
かと思えば森奈みはると天海祐希の元宝塚組の掛け合いあり、神田沙也加のお姫様とむくつけき女装海賊発現のエピソード、さらに五右衛門を狙う賞金稼ぎや脳天気風王子も入り乱れる。話が進むにつれてベルばら調になったかと思えばジャンヌ・ダルクになったり、大変なもんだ(@_@)
歌あり(ロック・ミュージカルなので当然だが)踊りあり殺陣あり、今回も一万二千円の元は完全に取れたと言えるだろう。
ただ、今回も肝心の五右衛門は狂言回し風というか、五右衛門じゃなくて別の人物でも全く構わない感じだった。この調子で同時代の各地を回っていくのかね? だったら、次はインド編でお願いします(^^;
珍しくもイープラスの先々行の抽選にあたったので、これまでの会場の後ろの方の転げ落ちそうな座席ではなく、舞台に近い所で見れたのはラッキーであった。後半なぜかベルばらのオスカル風の出で立ちとなった天海祐希(黒髪も金髪に)が、間近に通路を歩く姿も観察できた。スタイルよくて細~い思わず友人共々ため息( -o-) sigh... フツーのオバハンにはもはや縁遠いスタイルである。
これまでは大道具とセットの派手な転換が売りの一つとなっていたが、背景をCGに変えていた。ちょっとゲーム画面ぽい? でも、ギャグのツッコミを補強する映像や部分的にアップの画面が出たりするなど大活躍であった。
ただ、休憩時間にスクリーンに流れていた宣伝画像(ポスターと同じ?)の古田の顔は細面になっていて、友人が「あれは本物の写真でなくて、CGで描いたものに違いない。誇大広告だ」と主張していたことは付け加えておこう。
終演後は赤坂の居酒屋を初体験。周囲は歓送迎会モードのサラリーマンであふれかえっていた。
| 固定リンク | 0
コメント