「ジャン=マリー・ルクレールの肖像」:冷風攻撃に敗退
演奏:アンサンブル・リクレアツィオン・ダルカディア
会場:近江楽堂
2010年7月6日
ようやく名前を何も見なくてもかけるようになった若手四人組リクレアツィオン・ダルカディアの演奏会。秋にはビーバーが予定されていて、今回はルクレールである。
まず、ルクレールのソナタを四人で。実に溌剌として勢いのある演奏を聴かせてくれた。次は松永&山口ペアによるヴァイオリン2本だけのソナタである。何やら楽章によっては二つの弦が妖しく絡み合う雰囲気の場面もあって、こんな曲もあったのかと驚いた。
3曲めは同時代のロカテッリへ--と行った途端に、それまで止まっていた空調が(さすがに暑くなって湿気が増したので)突然動き始めたのであった! それはちょうど私の関節痛の一番ひどい部分に頭上から冷風が直撃。薄手の長袖ニットを持って行ってたが、そんなものでは役に立たない。たちまちに前身がキシキシいい始め、音楽を聴くどころではなくなってしまった。
というわけでロカテッリのソナタがどんなだったかほとんど覚えていないのであーる
同じく同時代といっても、タルティーニのソナタは「すでに古典派の様相を示している」とのことでチェンバロ抜きの弦三人(+懸田氏)で演奏された。
代わりに、それに続くフォルクレ(息子)の鍵盤曲は渡邊氏の独演。父フォルクレのガンバ作品をチェンバロ用に編曲し直したもので、三曲のうち一曲がその名も「ルクレール」というのだった。原曲よりもずっと小粋な感じになっているように思えた。
ラストの2曲もルクレールで締め。やはりキレのいい演奏だったと言いたい所だが、また冷風攻撃が再開して気が散ってしまったのであった{{(>_<)}}
これは私だけでなく周囲の人は年齢に関係なく「寒い寒い」とこぼしていた。次からこの会場では空調の風が直撃しない端に座ることにしよう。それにしても冬は暖房のモワーッとした風が来るし、なんとかしてくれい。
関係ないことだけど会場は身内の人間が多いようだった。主催者側らしい中年女性が私の隣にいる客が特別な人物らしく挨拶しようとしたが、私が座っていると邪魔なようでにらまれてしまった、コワーッ
それだったら招待客席でも最初っから作っといてくれ(*`ε´*)ノ☆ こっちだって金払ってるんだい。
とはいえ、次のビーバーも行きますよ、ハイ。
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