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2010年12月31日 (金)

2010年はどうだったか--もう忘れかけてるのだ(音楽系)

●古楽
「ディエゴ・オルティス『変奏論』邦訳出版記念コンサート」
とにかく寒くって脳ミソも凍った 同内容のCDも好盤。

*ロベルタ・マメリ「ディドーネの嘆き」

*波多野睦美「ダイドーの嘆き」
同じくパーセルを歌ったCD「ソリチュード」も素敵でしたのよ

*BCJ「マタイ受難曲」公演
見よ!ダ埼玉にも文化の曙がピカピカ

*アッコルドーネ「フラ・ディアーヴォロ」

「鈴木秀美のガット・サロン」
ステージ上も客席もほのぼの感漂う中、神業を披露。

「リコーダーコンチェルトの夕べ」

*J・サヴァール&ル・コンセール・デ・ナシオン「ルイ15世時代のコンセール・スピリチュエル」

*キアラ・バンキーニ&アンサンブル415「アルビノーニ 4声のシンフォニア作品2」

☆話題賞:パーセル「アーサー王」公演
折角のニケ&ル・コンセール・スピリテュエルなのにねえ……。今となればあの字幕と演出しか覚えてないですよ(>_<)

☆企画賞:「絵の中の楽器たち ブリューゲルコンサート」
贅沢な時間を過ごさせてもらいました。

特選:リチェルカール・コンソート
LFJでのヘンデル声楽曲公演もよかったが、「セヴィニエ夫人のための音楽」はまさに衝撃としか言いようがない。今でも思い出すと「あれは一体何だったのだろう」と立ち上がってウロウロと歩き回ってしまう。
しかし、徐々に記憶は薄まってくる。同名のCDの出来は素晴らしいが、最も衝撃的だった部分はいくら耳をすまして聞き返してもそこには存在していないのだった。
他にはCD「四つの哀悼カンタータ」も愛聴。

101231
●その他
*坂本龍一+大貫妙子「UTAU」
CDパッケージからツァーの制作まで一貫したコンセプトで通す……なるほどこれが今時の売り方なのかと感心した。
もっとも、音楽面では二人とも伊達にウン十年間業界で生きてきた訳ではないと納得する出来である。

*マイブーム賞:浅川マキ
恥ずかしながら、亡くなってから猛然と聞き始めてしまった。こりゃ、にわか「マイケル・ジャクソン」ファンを笑えないね(;^_^A
とりわけ、最後のオリジナル・アルバムである「闇のなかに置き去りにして」の中の「無題」という曲--なんたる美だろうか。語る言葉もない。


社会関係でよく読んでいたブログが段々更新されなくなって、どうやらみんなツイッターの方へ行ってしまったようだ。音楽関係もこれからそういう所が増えていく一方だろう。コンサートの感想をブログ検索してもヒットする数が減ってるし……。
さて、来年はどうなることか(+_+)

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